大瀬崎【沼津市】


大瀬崎(2015年11月4日)

観光名所
又は、
スポット名
大瀬崎(おせざき)
地域 静岡県 伊豆地方(沼津市南部)
住所 静岡県沼津市西浦江梨付近
トイレ 有り
駐車場 有り(有料)
交通アクセス 大瀬崎交通案内|沼津市大瀬崎・大瀬海浜商業組合
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・「大瀬崎」にある伊豆七不思議のひとつ「神池」は、海に近い環境なのに海水ではなく、淡水の池だといいます。
・推定樹齢1500年以上と云われる御神木「ビャクシン」は、2つの幹が1つになっている様に見えることから「夫婦びゃくしん」と呼ばれています。

(参考Webページ)大瀬崎 - 沼津観光ポータル(https://numazukanko.jp/spot/10009

静岡県沼津市の位置図
Google map

静岡県沼津市の西浦江梨(にしうらえなし)にある「大瀬崎(おせざき)」は、岬(※1)の形が楽器の「びわ」に似ている様子から別名を琵琶島(びわじま)とも呼ばれています。
(※1)岬(みさき:陸地の先端部が海に突き出た地形のこと)

また大瀬崎には、この地の守り神「大瀬神社」が鎮座しています。

それから、伊豆七不思議のひとつ「神池(かみいけ)」もあります。
こちらの「神池」は、海まで近い環境にあるのに、海水ではなく淡水(たんすい)の池だといいます。

しかし、なぜ淡水なのかは不明なのだとか。
(このことから、神池は伊豆七不思議のひとつに数えられています)

ちなみに、訪れた際、この池に鯉(こい)が泳いでいました。
      
神池の周りなど、それほど時間掛からずにぐるっと一周歩くことができます。
歩く道も平坦なところばかりですよ。
  
そして、スキューバダイビングのスポットとしても親しまれている大瀬崎です。
  
(参考Webページ)大瀬海浜商業組合・スキューバダイビング(http://www.osezaki.jp/scuba.html)


ちなみに、有料駐車場を出てからは、↓コチラの矢印ルートにて散策しています。
大瀬崎の案内図(歩いたルートを矢印で示しています)

まずこちらは、県道17号線からの曲がり口の風景です。

対向車や自転車(時には歩いている人たちがいます)には、充分に気を付けて下さい。
(安全第一で!)
大瀬崎への入り口(県道17号線からの曲がり口)(2016年2月10日)

そして、有料駐車場(約230台)の風景です。
大瀬崎の有料駐車場(約230台)(2015年9月4日)

それでは、駐車場を出て大瀬崎のほうに向かって歩き出しています。

右側は大瀬の海岸です。
夏シーズンには、海水浴場として、かなりの賑わいを見せます。

(参考Webページ)大瀬海水浴場|見る・遊ぶ|沼津市公式観光サイト(https://numazukanko.jp/spot/10005)

また、スキューバダイビングのスポットとしても親しまれている存在です。
大瀬崎の駐車場を出て大瀬崎のほうに向かって歩き出しています(右側は大瀬の海岸)(2015年9月4日)

こちらは、大瀬崎ビャクシン(※1)樹林図。
(※1)大瀬崎ビャクシン(ヒノキ科の常緑高木)

「神池(かみいけ)」を取り囲むように多くのビャクシンが生えています。
そして、国の天然記念物に指定されている「大瀬崎のビャクシン樹林」です。
大瀬崎ビャクシン樹林図(2015年9月4日)

しばらく歩くと、「大瀬(おせ)神社」鳥居が見えて来ました。

正式には「引手力命(ひきてちからのみこと)神社」といいます。

海近くにて立つ鳥居というのは、どことなく神秘的な感じがしています。
大瀬崎の「大瀬(おせ)神社」鳥居(2015年9月4日)

有料駐車場を出てそれほど時間掛かからずに、ここまで歩いて来ています。

天候に恵まれていたことで海岸沿いを歩いていく気分は上々でした。
(しかし、夏の暑さが残るこの日でもありました)

コチラ↓は、鳥居手前にあった案内看板の一部を拡大しています。
大瀬崎の鳥居手前にあった案内看板の一部を拡大(2015年9月4日)


こちらは「祭祀(さいし)」看板です。

御祭神は「引手力命(ひきてちからのみこと)」。

潮風にあたっているためか、錆(さ)びてしまっています。
大瀬崎に立つ「祭祀(さいし)」看板(2015年9月4日)


それでは、鳥居をくぐってから、社務所を通り過ぎ、
大瀬崎にある社務所(2015年9月4日)


さらに、次の鳥居をくぐって歩いています。
大瀬崎に立つ鳥居(2015年9月4日)


すると、どっしりと構えてる石碑が。

国の天然記念物に指定されている「大瀬崎のビャクシン樹林」です。
国の天然記念物に指定されている「大瀬崎のビャクシン樹林」石碑(2015年9月4日)

続いては、手水社(※1)にて身を清めてから、
(※1)手水社(ちょうずや、てみずや:参拝者が身を清めるために手を洗ったり口をすすいだりする施設)
大瀬崎にある手水社(2015年9月4日)

「引手力命(ひきてちからのみこと)神社」拝殿へ向かって石段を上っています。

(「引手力命」を主祭神としてお祀りしている神社で、「大瀬神社(おせじんじゃ)」とも呼ばれています)

急傾斜の石段なので、お気を付け下さい。
大瀬崎に鎮座する「引手力命(ひきてちからのみこと)神社」拝殿へ向かう参道石段階段(2015年9月4日)


拝殿へと続く参道石段は、このような感じです。
大瀬崎に鎮座する「引手力命(ひきてちからのみこと)神社」参道石段(2015年9月4日)


こちらが、石段を上りきった場所にて鎮座する「引手力命神社」です。

未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選に、施設名を「大瀬神社」として選定(2006年)されました。

駿河湾漁民の信仰の象徴である(大瀬明神とも称される)大瀬神社は、海の守護神(海上守護の神様)として崇敬されています。

(参考Webページ)大瀬海浜商業組合│大瀬神社について(http://www.osezaki.jp/oseshrine.html)

まずは、拝殿にて、旅の無事を願い。心を込めてお参りをしています。
大瀬崎に鎮座する引手力命神社(2015年9月4日)


(今度は海を眺めています)
大瀬崎からの海の眺め(2015年9月4日)

(拝殿を後にして石段を下って来ています)

続いてこちらは「絵馬殿」。
大瀬崎に鎮座する絵馬殿(2015年9月4日)


絵馬(えま)は、ほとんど奉納されていませんでした。
そのかわり海にまつわる流木のような置物などが祀られていました。

漁師の地ということで、大漁や海上安全などを願って奉納した物と思われます。
大瀬崎に鎮座する絵馬殿近くの様子(2015年9月4日)

では、こちらの受付にて入場料100円(2015年9月4日時点)をお支払いしてから。

まずは「神池(かみいけ)」を目指しています。
大瀬崎の受付(入場料100円)(2015年9月4日)


こちらが、入場料をお支払いして頂いたチケットです。
富士山と大瀬崎が映されたチケット(2015年9月4日)


さっそく、伊豆七ふしぎの一つ「大瀬の神池(おせのかみいけ)」の看板です。

(伊豆の七不思議「神池」のことは後述しております)
伊豆七ふしぎの一つ「大瀬の神池(おせのかみいけ)」の看板(2015年9月4日)


少し歩くと「神池」の看板が見えて来ました。
大瀬崎の道のり(遊歩道)の様子(2015年9月4日)


こちらの方向です「神池」。
大瀬崎の誘導表示(神池)(2015年9月4日)


散策道は、ほとんどが平らな道のりです。

そして、木洩れ日を身近に感じながら歩いています。

更に歩き進めていると、
大瀬崎の散策道は、ほとんどが平らな道のり(木漏れ日)(2015年9月4日)

出て来ました。

こちらが「神池」です。
大瀬崎の神池(2015年9月4日)


引手力命神社の境内地にある「神池」は、大瀬崎の先端あたりに位置しています。

周りを国の天然記念物「ビャクシン樹林」に囲まれている「神池」は、海から近い距離(※1)にあり、時化(※2)時には海の水が吹き込む環境なのに、なぜか?海水ではなく淡水の池。このことから伊豆七不思議の一つに数えられています。
(※1)神池は海から近い距離(最も近い所では、その距離約20mといい、ちなみに標高は約1m程だといいます)
(※2)時化(しけ:海が荒れる)

「神池」には「鯉(こい)」などの淡水魚がたくさんいました。
大瀬崎の神池の様子(2015年9月4日)


こちらは、大瀬神池の説明看板の風景です。

神池は、面積6千6百平方米の霊池にして淡水魚数多く群棲す(一部抜粋)。
大瀬崎の大瀬神池の説明看板(2015年9月4日)


そして、コイのエサ自販機。

こちら神池には、ホントたくさんの鯉(こい)がいました。
大瀬崎の神池のコイのエサ自販機(2015年9月4日)


そして、覗いただけで、たくさんの鯉(コイ)が寄って来ました。

きっと条件反射ですね。

今思えば…コイたちにエサをあげれば良かった・・・と。
大瀬崎の神池の鯉(2015年9月4日)


今度は「御神木」と「灯台」方向へと向かって歩いています。
大瀬崎の園内散策路の様子(2015年9月4日)

まずは、灯台のほうに出て来ています。

大瀬崎引手力命神社の境内地にあるこちらの「伊豆大瀬埼灯台」は、昭和32年(1957年)11月点灯。高さは約13mあります。

大瀬崎の突端付近にあり、神社境内という神聖な地に立つ灯台です。
大瀬崎の伊豆大瀬埼灯台(2015年9月4日)

場面が変わります。

そして、こちらが「夫婦ビャクシンの御神木」です。

推定樹齢1500年以上。幹の周囲は約7m。

(後述している現地説明板にも記載がありますが)大瀬崎のビャクシン樹林そのものが御神木になっています。

以前に地元の方より、2つの幹が1つになっている様子から「夫婦(めおと)びゃくしん」と呼ばれている。的なことを教えて頂きました。
大瀬崎に鎮座する夫婦ビャクシンの御神木(2015年9月4日)


1,500年以上という長い歴史を重ねてきた大樹の底知れぬ生命力はスゴイですね。
思わず上を眺めています。

巨木というのは、ドッシリとしていて、どことなく安心感がありますね。
大瀬崎の御神木の上を眺めた様子(2015年9月4日)


御神木(以下、境内案内板より)

 大瀨岬一帯に繁茂している壱百三拾本余りのびゃくしん樹が御神木であり、中でもこの巨大なる周囲七米、推定樹令壱千五百年以上、岬随一の大木である、一名夫婦(めおと)びゃくしんが大瀨神社の御神木として、引手力命の分霊をここに祀る。

 この岬を航海する船人の海上安全と普く諸人等を守護し、湾内住民の崇敬尊信篤き御神木として保護されている。

大瀬神社
大瀬崎の御神木(境内案内板)(2015年9月4日)

では、そろそろ、戻ります。

これまでの道中では、このような散策道を歩いています。
大瀬崎の散策路の様子をチョイスしてお伝えしています(2015年9月4日)


なかには、道脇が草で覆われている箇所もあり、
大瀬崎の道脇が草で覆われている散策路の様子(2015年9月4日)


こちらでは、日陰になっていたベンチに座り、しばらく黙りこくって休憩していました。
大瀬崎の日陰になっていたベンチ(2015年9月4日)

こちらは、歩いている途中で海を眺めた風景です。

この日の波は静かだったため、のほほんとした雰囲気を出していました。
大瀬崎からの海景色(2015年9月4日)


こちらも同じくです。
大瀬崎から海を眺めた様子(2015年9月4日)


それからこちらは、ここまでの道中にあった看板や石碑を集めています。

ちなみに、ビャクシンは、日当たりの良い場所を好むといいます。
「大切に育てています」とも書いてあります。

この自然環境「大切にしたい」。
大瀬崎の散策路道中にあった看板や石碑(2015年9月4日)

ご紹介遅れましたが、トイレの風景です。

最初の鳥居をくぐる手前付近にありますよ。
大瀬崎のトイレ(2015年9月4日)


そして、駐車場までの帰り道です。

こちら大瀬崎は、ダイビングスポットとしてもポピュラーで、この日もスキューバーの人たちがたくさんいました。
大瀬崎の駐車場までの帰り道(2015年9月4日)


伊豆七不思議のひとつ「神池」があって、御神木「夫婦びゃくしん」あり、スキューバダイビングのスポットで、夏シーズンの海水浴など、魅力満載の大瀬崎です。