舘山寺【浜松市】


舘山寺(2015年8月19日)

観光名所
又は、
スポット名
舘山寺(かんざんじ)
地域 静岡県 西部地方
住所 静岡県浜松市西区舘山寺町2231
駐車場 有り(有料)
交通アクセス 曹洞宗 秋葉山 舘山寺|交通・アクセス
備考 寺院の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動を心掛けましょう。
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・境内にて鎮座している恋のパワースポット「縁結び地蔵尊」。恋愛成就や良縁などを願って、たくさんの絵馬が奉納されています。
・寺号の由来になっている舘山を散策してきました。

(参考Webページ)曹洞宗 秋葉山 舘山寺(http://kanzanji.net/)

静岡県浜松市の位置図
Google map

今から1,200年以上前の西暦810年に、空海(※1)によって開創(※2)されたと伝わる由緒ある古いお寺です。
(※1)空海:くうかい(諡(おくりな):弘法大師)
(※2)開創:かいそう(寺院を創設すること)

舘山(たてやま)に開かれた名刹「舘山寺(かんざんじ)」。その寺号の由来になっている舘山を散策をしてきました(後述しています)。
  
パワースポットとして知られる縁結びの神様「舘山寺縁結び地蔵尊」が鎮座(※3)する縁結び堂には、たくさんの絵馬(※4)が、奉納されています。
  (※3)鎮座(ちんざ:神霊が一定の場所に鎮(しず)まっていること)
(※4)絵馬(えま:絵が描かれた木の板・祈願する時などに寺社に奉納するもの)


こちらは、有料駐車場を出てから館山散策したルートを矢印にしています。
(大まかには、黄色い矢印ルートにて散策をしています)
あらら、こうして見ると「とさか岩」のほうへ行きませんでした。
舘山寺の現地案内図(有料駐車場を出てから館山散策したルートを矢印にしています)(2015年8月19日)

まずは、舘山寺近くにある有料駐車場からお伝えします。

ぶらぶらとスローテンポで舘山散策をしていたため、 1時間30分程の滞在でした。
舘山寺近くにある有料駐車場(2015年8月19日)


するとこの時に、ちょうど浜名湖遊覧船が目の前を通過していました。

(参考Webページ)浜名湖遊覧船 Hamanako Cruise(http://www.hamanako-yuransen.com/)

遊覧船というワードが出て来ましたが、舘山寺が鎮座する場所は、静岡県内で一番大きい湖「浜名湖」の北岸になります。

静岡県内ナンバーワンの大きさを誇る浜名湖ですが、全国順位は10番目で、1番大きい琵琶湖のほぼ10分の1の広さです。
(琵琶湖は2番手を大きく引き離した断トツの大きさですが。)

(参考Webページ)日本の湖沼の面積順の一覧|Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/湖沼の一覧) 舘山寺駐車場にて、浜名湖遊覧船が目の前を通過した様子(2015年8月19日)

そして、御本尊に向かう参道階段です。

階段が急傾斜なので、お気をつけ下さい。
舘山寺の御本尊に向かう参道階段(2015年8月19日)


こちらは別の方向から舘山寺御本尊へと続く参道階段。
舘山寺:別の方向から舘山寺御本尊へと続く参道階段(2015年8月19日)


続いてこちらは、 舘山寺隣りに鎮座している愛宕(あたご)神社の鳥居です。

こちらもハードな勾配の階段です。
舘山寺隣りに鎮座している愛宕(あたご)神社の鳥居と参道階段(2015年8月19日)

「館山(たてやま)は三方を浜名湖に囲まれた高さ約50mの小さな山です(下記案内図より)」

舘山は散策コースがあるので、トロトロと歩いていました。
(その様子は、後述しています)

この日は、汗がジトジトしたたり落ちる。そんな8月の陽気でした。

やっぱり夏は暑い。汗をかくと余計に疲れを感じるので、舘山散策をするには、もう少し涼しい季節をおススメします。
舘山寺の案内図(館山(たてやま)は三方を浜名湖に囲まれた高さ約50mの小さな山です)(2015年8月19日)


今から1,200年以上前。時は平安時代の西暦810年に、弘法大師が開創したと伝わる由緒ある古いお寺「舘山寺」には、御本尊のほかにも、
火防の神様「秋葉三尺坊大権現」、
良縁成就の神様「縁結び堂」、
眼病平癒・心願成就の神様「穴大師」が鎮座しています。
舘山寺御由緒板(2015年8月19日)

そして、階段を上りきった先にある社務所です。

この時に、ちょうどトイレをお借りしたくて、お寺の方にお尋ねしたところ、社務所の右側奥のところにありました。
舘山寺の社務所(トイレあり)(2015年8月19日)

こちらは、「秋葉三尺坊大権現(あきはさんしゃくぼうだいごんげん)」。

火災から人々を救ったという言い伝えが多くのこっている神様で、火伏せる(火災を防ぐ)神様として信仰されています。
舘山寺に鎮座する秋葉三尺坊大権現(あきはさんしゃくぼうだいごんげん)(2015年8月19日)


こちらは「明治の鐘」。
曹洞宗舘山寺と中国蘇州寒山寺との友好提携記念の鐘。
舘山寺:明治の鐘(曹洞宗舘山寺と中国蘇州寒山寺との友好提携記念の鐘)(2017年7月24日)

そして、手水社(※1)の風景です。
(※1)手水社(ちょうずや、てみずや:参拝者が、身を清めるために手を洗ったり口をすすいだりする施設)
舘山寺の手水社(2015年8月19日)


丸い形をしています。

「円満」や「丸く収まる」などを連想させる「○」。それにしても丸い形とは、これまた縁起が良い。
舘山寺の丸い形の手水社(2015年8月19日)


そして、 旅の無事を願い。御本尊にて心を込めてお参りをしています。
舘山寺の御本尊(2015年8月19日)

御本尊を正面に見て左側へ目を向けると「舘山寺子授観音」が鎮座しています。
舘山寺に鎮座する舘山寺子授観音(2015年8月19日)

そしてこちらが、良縁成就の神様「舘山寺縁結び堂」です。
舘山寺に鎮座する良縁成就の神様「舘山寺縁結び堂」(2015年8月19日)


お堂の中には「縁結び地蔵尊」が鎮座しています。
なかも、愛のチカラ「絵馬」が溢れんばかりに奉納されていました。

そして、「願」の字が書かれた丸い絵馬。

先ほどの手水舎も丸い形をしていましたが、絵馬も丸い形とは、これまた縁起が良い。

それから、仲睦まじい、折り紙人形などが貼ってあった箇所がありましたので、こちらも舘山寺風景の一枚として。舘山寺の縁結び地蔵尊と「願」の字が書かれた丸い絵馬(2017年7月24日)


良縁成就「心に鍵」絵馬奉納御案内

当縁結地蔵尊は明治以来百年以上にわたり「縁結おじぞうさん」として多くの方に信仰され現在に至る。
(以上、現地説明板より)

「心」に「鍵」の絵が描かれた絵馬は、良縁の願いを忘れないように「心」の思いに鍵をかけ「おじぞうさま」に願いを託す。の意味合いがあるようです。舘山寺の良縁成就「心に鍵」絵馬奉納御案内(2017年7月24日)


こちらは、奉納された絵馬の数々です。

「良縁成就」、「結婚祈願」、「素敵な王子様が現れます様に」、「いつまでも仲良く幸せな日々が続きますように」などなど、シングルの方からカップル。そして、御夫婦など。たくさんの想いが詰まった、たくさんの絵馬が奉納されていました。

こちらの絵馬を全部足したとしたら、相当な重量です。

まさに愛の重さ。

愛のチカラは偉大です。
舘山寺に鎮座する舘山寺縁結び堂(奉納された絵馬の数々)(2015年8月19日)


続いてこちらは、縁結び地蔵尊前で咲いていた花などです。

左側がナギ(縁結び・夫婦円満)。
「ナギの葉は、横になかなか裂くことができません。その丈夫さにあやかり、男女の縁が切れないように」

右側は、あかさやネムの木(ご円(縁))。
「円の形をした幹から、素晴らしいご縁が訪れますように」

的な内容が書かれていました。

これからも、ご縁は大切にしたい。
舘山寺のナギ(縁結び・夫婦円満)、あかさやネムの木(ご円(縁))(2015年8月19日)


これは、カリブラコア?の花でしょうか。

この暑い中で、元気良く花咲いていたので、思わず、携帯カメラにバシッと一枚。
舘山寺の赤い花(2015年8月19日)

そして、さらにその隣りにて鎮座している「愛宕(あたご)神社」です。

「愛宕」は、防火の神様である愛宕権現への信仰により建立(こんりゅう)されることが多いようです。

ちなみにこちら愛宕神社の御祭神も火之加具土神(ひのかぐつちのかみ:火の神様)となっています。
舘山寺に鎮座する愛宕(あたご)神社(2015年8月19日)


西暦727年鎮座の「愛宕神社」。歴史ある古い神社です。
舘山寺に鎮座する西暦727年鎮座の「愛宕神社」(2015年8月19日)


そして、こちらにも、旅の無事を願い。お参りをしています。
舘山寺に鎮座するお社(愛宕神社近くに鎮座)(2015年8月19日)


そして、その近くには、大観音穴大師へと向かう看板です。
ちなみに、ここから散策コースを周回できます。

この日は、こちらからではなく、御本尊の東側から散策コースに入っています。
舘山寺に鎮座する大観音穴大師へと向かう看板(2015年8月19日)


ちなみに「禁煙」 です。舘山寺の「禁煙」看板(2015年8月19日)

それでは、御本尊の東側から散策コースのスタートです。

この日は湿度が高く、少し歩いただけで、すぐに汗ばんでいく。蒸し暑い一日でした。 舘山寺の御本尊の東側からスタートした散策コースの様子(2015年8月19日)


それにしてもこの時期の雑草は元気が良い。
道の両脇にこんもりと草が生い茂っている箇所が所々ありました。

コース途中には浜名湖の畔(ほとり)方向へと降りていける道があります。
その下りていく途中に何箇所もあった「くもの巣」に、一瞬「ビクッ」としながら、歩き進めています。
舘山寺のコースの中にある浜名湖の畔(ほとり)方向へと降りていける道(2015年8月19日)


そしてこちらが、浜名湖の畔へ向かう途中の様子です。
舘山寺での浜名湖の畔へ向かう途中の様子(2015年8月19日)

そして、浜名湖畔は、このような感じ。
右下の写真は、散策コース途中にある展望台からの景色です。

この日は、ハッキリとしない空模様の為、どんよりとしていました。
スカッと晴れた日に眺めてみたいものです。
舘山寺での浜名湖畔(2015年8月19日)

場面が変わり、散策コースに戻って散策を続けています。

そして左側は「西行岩(さいぎょういわ)」。西行が舘山寺を訪れた際に、座って休息した岩だと伝わります。

僧侶でありながら、優れた歌人でもあった西行法師。この岩に座って、時世の詩を詠んだのかもしれません。

続いて右側は、観音様らしき石碑です。
そこで、旅の無事を願い。一礼をして散策を続けています。
舘山寺に鎮座する西行岩(さいぎょういわ)(2015年8月19日)

続いては「きがん岩」。

「夕日に向かって大岩に手の平をあて、心の思いをお願いすると願いが叶う」(説明看板より)

夕日ではなかったのですが、この時に、心の思いをお願いしていました。
舘山寺に鎮座するきがん岩(2015年8月19日)


そして「恋の岬」とネーミングされた場所。

ここまで歩いてきたところで、休息を兼ねて、こちら木のベンチにてひと休み。

見渡す景色はイマイチでしたが、休憩するにはピッタリでした。

それにしても、この日は暑い一日でした。
舘山寺の恋の岬(2015年8月19日)

(場面は一気に進みます)

そんなこんなで、ボチボチ歩みを進めていると、「舘山寺聖観音菩薩(舘山寺大観音)」の姿がドーンと目の前に現れました。

高さ16mもある大観音像。高い位置から多くの人たちを見守っている観音菩薩様です。
そこで、心を込めて、一礼しています。
舘山寺に鎮座する舘山寺聖観音菩薩(舘山寺大観音)(2015年8月19日)

続いては、「舘山寺穴大師」です。

眼病平癒(がんびょうへいゆ:平癒=病気が治る)と云われている神様です。
舘山寺に鎮座する舘山寺穴大師(2015年8月19日)


「中に入る方は出入り口の頭上の岩に注意」の注意書きがあります。

頭ゴッツンしない様に「ご注意下さい」。
舘山寺にて、「中に入る方は出入り口の頭上の岩に注意」の注意書き(2015年8月19日)


縁結びのパワースポット「縁結び地蔵尊」に願いを託し、舘山散策では会話を楽しみながらのヒトトキを過ごしていました。

寺院の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。