舘山寺【浜松市】
観光名所 又は、 スポット名 |
舘山寺(かんざんじ) |
地域 | 静岡県 西部地方 |
住所 | 静岡県浜松市西区舘山寺町2231 |
駐車場 | 有り(有料) |
交通アクセス | 曹洞宗 秋葉山 舘山寺|交通・アクセス |
備考 |
寺院の境内地という神聖な場所でもあります。 節度ある行動を心掛けましょう。 |
一口メモ
・境内にて鎮座している恋のパワースポット「縁結び地蔵尊」。恋愛成就や良縁などを願って、たくさんの絵馬が奉納されています。
・寺号の由来になっている舘山を散策してきました。
・寺号の由来になっている舘山を散策してきました。
(参考Webページ)曹洞宗 秋葉山 舘山寺(http://kanzanji.net/)

Google map
駐車場
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御本尊に向かう急傾斜の参道階段
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案内図
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社務所
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秋葉三尺坊大権現
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手水舎
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子授観音
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縁結び地蔵尊
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愛宕神社
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舘山寺散策コース
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浜名湖畔
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西行岩
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きがん岩
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舘山寺大観音
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舘山寺穴大師(眼病平癒の神様)
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今から1,200年以上前の西暦810年に、空海(※1)によって開創(※2)されたと伝わる由緒ある古いお寺です。
(※1)空海:くうかい(諡(おくりな):弘法大師)
(※2)開創:かいそう(寺院を創設すること)
舘山(たてやま)に開かれた名刹「舘山寺(かんざんじ)」。その寺号の由来になっている舘山を散策をしてきました(後述しています)。
パワースポットとして知られる縁結びの神様「舘山寺縁結び地蔵尊」が鎮座(※3)する縁結び堂には、たくさんの絵馬(※4)が、奉納されています。
(※3)鎮座(ちんざ:神霊が一定の場所に鎮(しず)まっていること)
(※4)絵馬(えま:絵が描かれた木の板・祈願する時などに寺社に奉納するもの)
こちらは、有料駐車場を出てから館山散策したルートを矢印にしています。
(大まかには、黄色い矢印ルートにて散策をしています)
あらら、こうして見ると「とさか岩」のほうへ行きませんでした。

まずは、舘山寺近くにある有料駐車場からお伝えします。
ぶらぶらとスローテンポで舘山散策をしていたため、 1時間30分程の滞在でした。
するとこの時に、ちょうど浜名湖遊覧船が目の前を通過していました。
(参考Webページ)浜名湖遊覧船 Hamanako Cruise(http://www.hamanako-yuransen.com/)
遊覧船というワードが出て来ましたが、舘山寺が鎮座する場所は、静岡県内で一番大きい湖「浜名湖」の北岸になります。
静岡県内ナンバーワンの大きさを誇る浜名湖ですが、全国順位は10番目で、1番大きい琵琶湖のほぼ10分の1の広さです。
(琵琶湖は2番手を大きく引き離した断トツの大きさですが。)
(参考Webページ)日本の湖沼の面積順の一覧|Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/湖沼の一覧)
そして、御本尊に向かう参道階段です。
階段が急傾斜なので、お気をつけ下さい。
こちらは別の方向から舘山寺御本尊へと続く参道階段。
続いてこちらは、 舘山寺隣りに鎮座している愛宕(あたご)神社の鳥居です。
こちらもハードな勾配の階段です。
「館山(たてやま)は三方を浜名湖に囲まれた高さ約50mの小さな山です(下記案内図より)」
舘山は散策コースがあるので、トロトロと歩いていました。
(その様子は、後述しています)
この日は、汗がジトジトしたたり落ちる。そんな8月の陽気でした。
やっぱり夏は暑い。汗をかくと余計に疲れを感じるので、舘山散策をするには、もう少し涼しい季節をおススメします。
今から1,200年以上前。時は平安時代の西暦810年に、弘法大師が開創したと伝わる由緒ある古いお寺「舘山寺」には、御本尊のほかにも、
火防の神様「秋葉三尺坊大権現」、
良縁成就の神様「縁結び堂」、
眼病平癒・心願成就の神様「穴大師」が鎮座しています。
そして、階段を上りきった先にある社務所です。
この時に、ちょうどトイレをお借りしたくて、お寺の方にお尋ねしたところ、社務所の右側奥のところにありました。
こちらは、「秋葉三尺坊大権現(あきはさんしゃくぼうだいごんげん)」。
火災から人々を救ったという言い伝えが多くのこっている神様で、火伏せる(火災を防ぐ)神様として信仰されています。
こちらは「明治の鐘」。
曹洞宗舘山寺と中国蘇州寒山寺との友好提携記念の鐘。

そして、手水社(※1)の風景です。
(※1)手水社(ちょうずや、てみずや:参拝者が、身を清めるために手を洗ったり口をすすいだりする施設)
丸い形をしています。
「円満」や「丸く収まる」などを連想させる「○」。それにしても丸い形とは、これまた縁起が良い。
そして、 旅の無事を願い。御本尊にて心を込めてお参りをしています。
御本尊を正面に見て左側へ目を向けると「舘山寺子授観音」が鎮座しています。
そしてこちらが、良縁成就の神様「舘山寺縁結び堂」です。
お堂の中には「縁結び地蔵尊」が鎮座しています。
なかも、愛のチカラ「絵馬」が溢れんばかりに奉納されていました。
そして、「願」の字が書かれた丸い絵馬。
先ほどの手水舎も丸い形をしていましたが、絵馬も丸い形とは、これまた縁起が良い。
それから、仲睦まじい、折り紙人形などが貼ってあった箇所がありましたので、こちらも舘山寺風景の一枚として。

良縁成就「心に鍵」絵馬奉納御案内
当縁結地蔵尊は明治以来百年以上にわたり「縁結おじぞうさん」として多くの方に信仰され現在に至る。
(以上、現地説明板より)
「心」に「鍵」の絵が描かれた絵馬は、良縁の願いを忘れないように「心」の思いに鍵をかけ「おじぞうさま」に願いを託す。の意味合いがあるようです。

こちらは、奉納された絵馬の数々です。
「良縁成就」、「結婚祈願」、「素敵な王子様が現れます様に」、「いつまでも仲良く幸せな日々が続きますように」などなど、シングルの方からカップル。そして、御夫婦など。たくさんの想いが詰まった、たくさんの絵馬が奉納されていました。
こちらの絵馬を全部足したとしたら、相当な重量です。
まさに愛の重さ。
愛のチカラは偉大です。
続いてこちらは、縁結び地蔵尊前で咲いていた花などです。
左側がナギ(縁結び・夫婦円満)。
「ナギの葉は、横になかなか裂くことができません。その丈夫さにあやかり、男女の縁が切れないように」
右側は、あかさやネムの木(ご円(縁))。
「円の形をした幹から、素晴らしいご縁が訪れますように」
的な内容が書かれていました。
これからも、ご縁は大切にしたい。
これは、カリブラコア?の花でしょうか。
この暑い中で、元気良く花咲いていたので、思わず、携帯カメラにバシッと一枚。
そして、さらにその隣りにて鎮座している「愛宕(あたご)神社」です。
「愛宕」は、防火の神様である愛宕権現への信仰により建立(こんりゅう)されることが多いようです。
ちなみにこちら愛宕神社の御祭神も火之加具土神(ひのかぐつちのかみ:火の神様)となっています。
西暦727年鎮座の「愛宕神社」。歴史ある古い神社です。
そして、こちらにも、旅の無事を願い。お参りをしています。
そして、その近くには、大観音穴大師へと向かう看板です。
ちなみに、ここから散策コースを周回できます。
この日は、こちらからではなく、御本尊の東側から散策コースに入っています。
ちなみに「禁煙」 です。
それでは、御本尊の東側から散策コースのスタートです。
この日は湿度が高く、少し歩いただけで、すぐに汗ばんでいく。蒸し暑い一日でした。
それにしてもこの時期の雑草は元気が良い。
道の両脇にこんもりと草が生い茂っている箇所が所々ありました。
コース途中には浜名湖の畔(ほとり)方向へと降りていける道があります。
その下りていく途中に何箇所もあった「くもの巣」に、一瞬「ビクッ」としながら、歩き進めています。
そしてこちらが、浜名湖の畔へ向かう途中の様子です。
そして、浜名湖畔は、このような感じ。
右下の写真は、散策コース途中にある展望台からの景色です。
この日は、ハッキリとしない空模様の為、どんよりとしていました。
スカッと晴れた日に眺めてみたいものです。
場面が変わり、散策コースに戻って散策を続けています。
そして左側は「西行岩(さいぎょういわ)」。西行が舘山寺を訪れた際に、座って休息した岩だと伝わります。
僧侶でありながら、優れた歌人でもあった西行法師。この岩に座って、時世の詩を詠んだのかもしれません。
続いて右側は、観音様らしき石碑です。
そこで、旅の無事を願い。一礼をして散策を続けています。
続いては「きがん岩」。
「夕日に向かって大岩に手の平をあて、心の思いをお願いすると願いが叶う」(説明看板より)
夕日ではなかったのですが、この時に、心の思いをお願いしていました。
そして「恋の岬」とネーミングされた場所。
ここまで歩いてきたところで、休息を兼ねて、こちら木のベンチにてひと休み。
見渡す景色はイマイチでしたが、休憩するにはピッタリでした。
それにしても、この日は暑い一日でした。
(場面は一気に進みます)
そんなこんなで、ボチボチ歩みを進めていると、「舘山寺聖観音菩薩(舘山寺大観音)」の姿がドーンと目の前に現れました。
高さ16mもある大観音像。高い位置から多くの人たちを見守っている観音菩薩様です。
そこで、心を込めて、一礼しています。
続いては、「舘山寺穴大師」です。
眼病平癒(がんびょうへいゆ:平癒=病気が治る)と云われている神様です。
「中に入る方は出入り口の頭上の岩に注意」の注意書きがあります。
頭ゴッツンしない様に「ご注意下さい」。
縁結びのパワースポット「縁結び地蔵尊」に願いを託し、舘山散策では会話を楽しみながらのヒトトキを過ごしていました。
寺院の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。