河津来宮神社【河津町】
観光名所 又は、 スポット名 |
杉桙別命神社(すぎほこわけのみことじんじゃ) [通称名]河津来宮神社(かわづきのみやじんじゃ) |
地域 | 静岡県 伊豆地方 |
住所 | 静岡県賀茂郡河津町田中宮ノ脇153 |
交通アクセス | 河津駅(伊豆急行線)より徒歩にて約20分 |
備考 |
神社の境内地という神聖な場所でもあります。 節度ある行動を心掛けましょう。 |
一口メモ
・神社のシンボル的存在の樹齢1,000年以上と云われる御神木の「大クス」が、その存在感を示す様にドッシリとそびえ立っています。
(参考Webページ)杉桙別命神社│Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/杉桙別命神社)

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河津駅(伊豆急行線)より徒歩にて約20分。(静岡県賀茂郡)河津町田中宮ノ脇に鎮座(※1)する「河津来宮神社(かわづきのみやじんじゃ)」は、正式名称を「杉桙別命神社(すぎほこわけのみことじんじゃ)」といいます。
(※1)鎮座(ちんざ:神霊が一定の場所に鎮まっていること)
河津来宮神社には、樹齢1,000年以上と云われる大樹が境内にドッシリとそびえ立ています。
その大樹は「来宮様の大クス(樹高約24m・幹周り約14m)」と呼ばれる神社のシンボルで、1936年(昭和11年)に国の天然記念物に指定された御神木の「大クス」です。
そして、威厳高くそびえ立つ御神木「大クス」の姿に、どことなく安心感を持った境内風景でした。
こちらは、河津のパワースポットと書かれた「川津来宮神社の大楠(オオクス)」の案内看板です。
「樹齢1000年を越える国の天然記念物。高さ24メートル、幹周り14メートル」
それではここから2つ。河津来宮神社拝殿までの風景をお伝えしていきます。
先程の看板から拝殿までは、参道を歩いて数分の道のりです。
そして2つ目の鳥居をくぐると、拝殿左手奥側に御神木の大楠が鎮座しています。
こちらは、国指定の天然記念物「杉桙別命神社(すぎほこわけのみことじんじゃ)の大クス」への案内看板風景です。
その前に、手水舎(※1)の風景をお伝えしておきます。
(※1)手水舎(ちょうずや、ちょうずしゃ:参拝者が手を洗い、口をすすいで身を清めるための場所)
手水をして身を清めてから、
拝殿にてお参りをしています。
ご紹介ついでに、拝殿周りの風景もお伝えします。
左下が、境内参拝者用のトイレです。
静けさの中で、ゆったりと立つ樹木の数々。
あちらに見えるのが、天然記念物「大楠」ですよ。
そしてこちらが、御神木の「大クス」です。
威厳高く、そびえ立っています。
また、辺りが静寂に包まれていたこともあって、どことなく厳(おごそ)かな雰囲気を感じていました。
大樹といのは、安心感がありますね。
木々の緑が太陽の光を受けているこの感じが心地良く。しばらく眺めています。
こちらは、御神木「大クス」隣りにて鎮座している「秋葉山神社」と「山神社」です。
こちらも、鎮座している石祠(※1)です。
(※1)石祠(せきし:祠(ほこら)は神様を祀る殿舎(でんしゃ))
左側は、鈴木久五郎翁の像。右側は、参道脇にて透明感のあった小川の流れです。
河津には、伊豆七不思議の一つ「河津の鳥精進酒精進(かわづのとりしょうじんさかしょうじん)」伝説が残っています。
「ある大昔。河津の地に武勇に優れた男神「杉桙別命(すぎほこわけのみこと)」という神様がいました」
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「また、同時にお酒が大好きな神様でもあった為、ある日のこと、酒に酔って眠りについています」
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「すると、野原で草木などが燃える火事になってしまい、瞬(またた)く間に周りを火に囲まれてしまいました」
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「その時です!」
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「たくさんの小鳥たちが飛んで来て河津の川から水を運び出し火事を消火したといいます」 ↓
「これにより、杉桙別命は 窮地を脱します」
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「後にこのことから、杉桙別命はお酒を慎しみ。そして、村人からこれまで以上に慕われたといいます」
↓
この伝説に由来して河津では、杉桙別命が災難にあった12月18日~12月23日の間は、「お酒を飲まない」。「鳥や卵を食べない」。風習があるようです。
それからもうひとつ。
明治中頃までは、河津郷七抱七楠(かわづななかかえななくす)と呼ばれ、かつて河津には、7本の大楠があったようです。
しかし、現存しているのは、先程ご紹介した国の天然記念物「御神木の大楠」。こちらの1本だけとなっています。
神社の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。