御浜岬【沼津市】


御浜岬(2015年10月26日)

観光名所
又は、
スポット名
御浜岬(みはまみさき)
地域 静岡県 伊豆地方(沼津市南部)
住所 静岡県沼津市戸田(へだ)付近
入園料 無料
トイレ 有り
駐車場 有り
※海水浴シーズンは有料になります。
御浜海水浴場|見る・遊ぶ|沼津市公式観光サイト
交通アクセス ・戸田国民宿舎バス停留所(東海バス
※バスの本数が少ないのでご注意下さい。
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・岬をぐるっと散策していました。
・御浜岬に鎮座している諸口神社は、航海及び漁業者の守護神「橘姫命」が御祭神です。

(参考Web)深海魚の聖地 HEDA-戸田!沼津市戸田観光協会公式ホームページ(http://www.deep-heda.com/)

静岡県沼津市の位置図
Google map

「御浜岬(みはまみさき)」は、静岡県沼津市の戸田(へだ)にあって、砂嘴(さし)と呼ばれる地形をしています。
  
岬(みさき)とは、陸地の先端部が海に突き出た地形のことで、砂嘴(さし)とは、沿岸の流れによって運ばれた砂礫(されき)などが、堆積(たいせき)し水面上に現れた地形のことをいいます。
 
そして、岬の先端付近には、大漁と海の安全を祈願する「諸口(もろくち)神社」が鎮座しています。
  
また、駐車場は、かなり広いスペースです。
  
海水浴シーズンには、多くの人たちで賑わう「御浜岬海水浴場」は、県内定番の海水浴スポットです。

(参考Webページ)御浜海水浴場|見る・遊ぶ|沼津市公式観光サイト(https://numazukanko.jp/spot/10007)

まずこちらは現地案内看板の風景です。
園内駐車場を出てからは、↓コチラの矢印で示したルートを歩いています。
御浜岬の現地案内看板(歩いたルートを矢印で示しています)(2015年9月4日)


(こちらは場面が戻っています)

こちらは、県道17号線から御浜岬へと向かう曲がり口です。

対向車や自転車。そして、歩行者には、充分に気を付けて運転下さい(安全第一にて!)。
御浜岬へと向かう道のり(県道17号線から御浜岬へと向かう曲がり口)(2016年2月10日)

そして、駐車場へと到着です。

向こう側(先端側)にも駐車場が、まだまだあります。

それにしても広い駐車場です。

それでは!岬の先端付近に向かって、歩き出しています。
御浜岬の駐車場(広いスペース)(2015年9月4日)

海を眺めながらボチボチ歩いていると、「うん!?」…はて?「潮風のベンチ」とは。

もしかして、この堤防に座って潮風を感じるということ?か。

誰かに尋ねようとしましたが、誰も居ないので、そのままスルーしています。

今日は、浜風が強かったので、堤防の上に腰掛ける気分になりませんでしたが、風の穏やかな日は、潮風を感じて気持ち良さそうです。
御浜岬の潮風のベンチ(2015年9月4日)


こちらは、南側駐車場付近から眺めた「潮風のベンチ」です。
御浜岬の南側駐車場付近から眺めた「潮風のベンチ」(2017年 6月19日)

所々(ところどころ)で、堤防の上に上がる石段があります。
そこで、所々で、階段を上がっています。

ちなみに、右下の風景が御浜岬の先端付近です。
御浜岬の堤防の上に上がる石段と御浜岬の先端付近の様子(2015年9月4日)


続いては、若山牧水の歌碑 「伊豆の国、戸田の港ゆ、船出すと、はしなく見たれ、富士の高嶺を」。

ああ、そういえば、今日は富士山が顔を出していなかった…残念。

御浜岬からの富士山風景はコチラをご覧下さい。
御浜岬の若山牧水の歌碑 「伊豆の国、戸田の港ゆ、船出すと、はしなく見たれ、富士の高嶺を」(2015年9月4日)

そして、小舟ヶ浜の石碑です。

諸口神社(もろくちじんじゃ)の鳥居そばの浜のことをいうようです。
御浜岬の小舟ヶ浜の石碑(2015年9月4日)

こちらが「諸口神社の鳥居」風景です。

海岸そばにある鳥居というのは、どことなく神秘的な光景として眺めています。
御浜岬の海岸そばに鎮座する諸口神社の鳥居(朱色)(2015年9月4日)


そして、拡大していました「諸口神社の鳥居」。

潮風の影響か?色が剥げてしまっています。
御浜岬に鎮座する諸口神社の鳥居(拡大)(2015年9月4日)


こちらは、振り返って眺めた戸田(へだ)港方向の海。

(その海を眺めながら、この「チャポン、チャポン」という波の音。何とも言えない心地良さを感じています)

さてさて。あまり長居をしていると、歩き出すのが面倒くさくなるので、ボチボチ重い腰を上げて「ヨイショっ」と。
御浜岬にて、戸田(へだ)港方向の海(2015年9月4日)


そして、鳥居をくぐって参道を歩いて行くと、遠くの方に諸口神社拝殿が見えてきます。

巨木が立ち並ぶ中を歩いて行くのは、なんとも清々(すがすが)しい気分でした。
御浜岬に鎮座する諸口神社拝殿方向へ歩いています(2015年9月4日)

こちらは、参道途中にある「手水舎(※1)」。
(※1)手水舎(ちょうずや、ちょうずしゃ:参拝者が手を洗い、口をすすいで身を清めるための場所)
御浜岬に鎮座する諸口神社の手水舎(2015年9月4日)


あれ!?柄杓(※1)がありません・・・でした。
(※1)柄杓(ひしゃく:水をすくう道具)
御浜岬に鎮座する諸口神社の手水舎の柄杓がない様子(2015年9月4日)

そして、まずは拝殿にてお参りをしています。

航海、漁業者の守護神として厚く崇拝されている「諸口神社」です。 御浜岬に鎮座する諸口神社の拝殿(2015年9月4日)


諸口神社の由緒の説明看板を眺めると。
御祭神は、橘姫命(たちばなひめのみこと)。例祭日四月四日。

航海及び漁業者の守護神として崇敬(すうけい)されている女性の神様。まさに御浜岬の女神(めがみ)です。
御浜岬に鎮座する諸口神社の由緒の説明看板(2015年9月4日)

今度は、諸口神社もう一つの鳥居のほうに来ています。

こちらの鳥居は、緑溢(あふ)れる場所に立っています。
御浜岬に鎮座する諸口神社のもう一つの鳥居(2015年9月4日)


こちらも鳥居を拡大しています。

この日の御浜岬は人がまばら。静寂の中で、しげしげと眺めています。
御浜岬に鎮座する諸口神社の鳥居(拡大)(2015年9月4日)


では、鳥居をくぐって今度は、駐車場方向に向かって参道を歩いています。

木洩れ日の中を歩く雰囲気は良かったのですが、この時は、人の姿がなかったことで、なんとなく寂しさを感じています。
御浜岬の木々の緑に囲まれた参道風景(2015年9月4日)


すると。
ちょうどこちらの辺りで、ご家族連れのグループと挨拶を交わすことができました。

「夏休みシーズンは、人がかなり多かったですよ」とのこと。

御浜岬は夏シーズンには海水浴場として賑わいます。

(参考Webページ)御浜海水浴場|見る・遊ぶ|沼津市公式観光サイト(https://numazukanko.jp/spot/10007)
御浜岬のトイレ方向を示す表示板(2015年9月4日)

そして、立っていたトイレ看板のほうに歩いて行くと「友愛の松」石碑があり、
御浜岬の「友愛の松」石碑(2015年9月4日)


巨木が、その存在感を示すようにドッシリと。そびえ立っています。
御浜岬の友愛の松(2015年9月4日)


隙間からこぼれる太陽の光を感じながら、しばらく眺めています。

こちら「友愛の松」は、旧戸田村から天然記念物に指定された松です。

ちなみに、御浜岬の所在する「戸田(へだ)」は、かつては静岡県田方郡戸田村という村でしたが、2005年4月1日に沼津市と合併し、新たなスタートを切っています。
そして、現在は、静岡県沼津市戸田となっています。
御浜岬の友愛の松(太陽の光が降り注ぐ様子)(2015年9月4日)


続いては、先ほどの諸口神社社殿の方向に向かう道です。
御浜岬に鎮座する諸口神社社殿の方向に向かう道(2015年9月4日)


御浜岬には、静岡県指定の天然記念物「イヌマキ」が群生(※1)しています。
(※1)群生(ぐんせい:群がって生えること)

イヌマキは、防風林の役割を果たしているようです。
御浜岬の静岡県指定の天然記念物「イヌマキ」群生の看板(2015年9月4日)

先ほど「潮風のベンチ」に「小舟ヶ浜」がありましたが、今度は「木洩陽(こもれび)の丘」です。
御浜岬の木洩陽(こもれび)の丘(2015年9月4日)


木曳陽(こもれび)の丘は、この石段を上って行くのか?

まずは、行ってみましょう。
御浜岬の木曳陽(こもれび)の丘への道のり(2015年9月4日)


上りきったところは、遊歩道になっています。

こちらの散策道は感じが良く。寂しさを感じずに散歩しています。

時には、こういった木洩れ日の中を歩いていくのもなかなかよいものですね。
御浜岬の木洩れ日の中を歩いていく様子(2015年9月4日)


場面が変わり、こちらは別の遊歩道の風景です。

ぶらぶらと歩いていたら、倒れて横になってしまった木をまたぐ通路と階段が作ってあります。
「なんと木に優しいんだ」
御浜岬の倒れて横になってしまった木を またぐ通路と階段(2015年9月4日)

そして、御浜岬の海岸近くに出て来ます。

ここでベンチに座って休憩中。

この時、ウトウト・・・と。
御浜岬の海岸近く(2015年9月4日)


それ以外の遊歩道風景は、このような感じです。
御浜岬の海岸近くの散歩道の様子(2015年9月4日)


平坦な道ばかりで歩きやすく、海岸や海。そして、樹木の緑を身近に感じながらの散策は、まずまず合格点の雰囲気でした。

なにより、天気が晴れバレとしていたのが勝因です。
御浜岬の木々の緑の中を歩く園内散策路(2015年9月4日)

ここの森は「ふるさとの自然100選」に選定されているようです。

そうですね。
「ふるさと」と「自然」。その両方のイメージに合っている園内風景です。
御浜岬の「ふるさとの自然100選」の看板(2015年9月4日)

こちらは、遊歩道途中のトイレ風景です。

下の2つは、古くて、だいぶ、くたびれたトイレですが。
御浜岬のトイレ(便所)(2015年9月4日)


ここからは、看板部分を拡大しています。
御浜岬の現在地を示す案内図(2015年9月4日)


北に富士山。西には駿河湾。そして、東に戸田(へだ)港を望む場所に「御浜岬(みはまみさき)」はあります。
御浜岬の位置図(北に富士山、西には駿河湾、そして東に戸田(へだ)港を望む場所に「御浜岬(みはまみさき)」はあります)(2015年9月4日)


そして、御浜岬にある砂浜と松林は御浜岬公園として整備されています。
御浜岬公園の位置図(現在地)の案内板(2015年9月4日)


(現地説明看板より)

鳥のくちばしのような御浜岬はどのようにしてできたのでしょう。

「戸田の街は、はるか昔 に活動を終えた達磨火山と井田火山に取り囲まれています」
     ↓
「長年の風雨や波は、2つの火山を削りとり大きな谷や絶壁をつくりました」
     ↓
「削り取られた岩や土砂は駿河湾の海流に運ばれ、港の入り口部分に帯状にたまっていきました」
     ↓
「このようにしてできた嘴(くちばし)のような形をした岬を砂嘴(さし)といいます」

○風や波・海流が生み出した御浜岬に囲まれる戸田の港は、天然の良港です。
○港を守る岬にはイヌマキが群生(静岡県天然記念物)しています 。
○樹齢100年を超えるイヌマキ林は、過去に何度もの津波に耐えた優秀な防災林でもあります。
御浜岬の現地説明看板(鳥のくちばしのような御浜岬はどのようにしてできたのでしょう)(2015年9月4日)


ちなみに、タカアシガニは、戸田(へだ)の特産品です。

(参考Webページ)タカアシガニ|Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/タカアシガニ) 御浜岬にて、日本一深い駿河湾とその恵みの案内板(2015年9月4日)


こちらは、園内入口付近の風景です。
御浜岬の園内入口付近(2015年9月4日)


訪れたこの日の御浜岬公園は、なんとものんびりとした園内風景でした。 御浜岬公園の看板(2015年9月4日)


心地良い天気に誘われて、岬をぐるっと1周散策していました。
木々の緑や、時には海を身近に感じながら軽快に歩き進めていました。