伊豆山神社【熱海市】
観光名所 又は、 スポット名 |
伊豆山神社(いずさんじんじゃ) |
地域 | 静岡県 伊豆地方 |
住所 | 静岡県熱海市伊豆山上野708-1 |
駐車場 | 有り(参拝者用駐車場) |
交通アクセス | 伊豆山神社|交通のご案内 |
備考 |
神社の境内地という神聖な場所でもあります。 節度ある行動を心掛けましょう。 |
一口メモ
・源頼朝と北条政子が愛を確かめ合った場所と伝わる「伊豆山神社」です。
・縁結びの神様「結明神本社」が鎮座しています。
・縁結びの神様「結明神本社」が鎮座しています。
(参考Webページ)関八州総鎮護 伊豆山神社(http://izusanjinjya.jp/)
Google map
伊豆山神社が鎮座しているのは、静岡県熱海市伊豆山上野708-1。熱海駅の北東方向にて、クルマで10~15分の距離です。
参考として熱海駅は、東海道新幹線・東海道本線・伊東線の3つの路線が乗り入れる、静岡県東部地方の代表的な駅の一つです。
源頼朝も崇敬(※1)したと云われ、頼朝と北条政子が出会い。そして、2人が恋に落ちた場所としても知られている「伊豆山神社」です。
(※1)崇敬(すうけい:あがめうやまうこと)
本宮社まで向かう山の途中には、男女の縁結びを叶えてくれる神様「結明神(むすぶみょうじん)本社」が鎮座しています。
伊豆山神社登り口から歩いて行こうとすると道のりが険しいのでなかなか大変です(後述しています)。
そして、山の途中に鎮座している「白山神社」は、病気や厄難削除の神様として厚く信仰されています。
ではまずはじめに、「伊豆山神社(いずさんじんじゃ)」正面入口から順番にお伝えしていきます。
ちなみに熱海市内は、わりと坂道が多い地形をしています。
ここまで来るのにもアップダウンがある道路を通ってきます。
(2015年7月21日)
正面の階段を上って右側に立つ、祈祷ご案内「家内安全・商売繁盛・心願成就・交通安全祈願・合格祈願などなど」の看板に目をむけてから、
(2015年7月21日)
本殿に向けて、正面の鳥居をくぐり参道階段を上っています。
キツイ傾斜の階段なのでお気を付け下さい。
(2015年7月21日)
おっとそうだ、駐車場風景を忘れていました。
正面鳥居を前に見て右側に数台分の駐車スペースが有ります。
駐車出来るクルマの台数は多くないので、平日でもクルマは満杯状態です。
(2015年7月21日)
そして、2つ目の鳥居をくぐる所に、祀(まつ)られている「祖霊社(それいしゃ)」。
説明看板を読むに、「伊豆山の人々の守護神として景仰(※1)されています」
(※1)景仰(けいぎょう:人格の高い人をあおぎ慕う)
「例祭が、春分、秋分の日の年2回行われています」とも。
こちらの例祭は、季節の変わり目(節目)に執り行われるようです。
(2015年7月21日)
続いて、 本殿まで続いている階段の途中にある「足立権現社(あしだてさん)」。
(2015年7月21日)
「足の病や足腰弱き物、祈願(きとう)致さば神護を享けて強足になる。」として信仰されています。
(現地説明板より)
(2015年7月21日)
こちらは、上ってきた階段のほうを振り向いてみたところです。
改めて、この光景を眺めるとけっこうな急傾斜の石段です。
(2015年7月21日)
そして、石段を上りきった箇所に立つ看板風景です。
今回は、市道から伊豆山神社の鳥居のところ648段目から189段分を上りました。
(2015年7月21日)
伊豆山浜から数えると本殿前まで、なんと837段です。
ちなみに、「走り湯」ページの中で、1段目から本殿を目指しています。(2015年7月21日)
続いてこちらは、社務所の風景です。
(2015年7月21日)
手水社(※1)の紅白の龍(りゅう)が、口から水を流しています。
(※1)手水社(ちょうずや、てみずや:参拝者が身を清めるために手を洗ったり口をすすいだりする施設)
紅白とは、これまた縁起が良い。
(2015年7月21日)
紅白二龍の由来
「赤い龍は火を表し、白い龍は水を表す。火と水のチカラで、お湯を生み出す温泉の守護神。」
まさに、温泉の町「熱海市」を象徴しているかのような守り神です。
(2015年7月21日)
こちらは、境内(けいだい)案内図の風景。
案内図上にも紅白の龍が、境内を見守っています。
(2016年1月19日)
続いては、源頼朝と北条政子が、恋を語り合ったと伝わる「頼朝・政子の腰掛け石」。
頼朝・政子2人の恋が結ばれたと云われるこちら伊豆山の地。時には、ここに2人で座り、愛を育んでいたんですね。
(2016年1月19日)
(以下、現地説明板より)
頼朝・政子腰掛け石
伊豆の蛭ヶ小島に配流されていた源頼朝侯は、当伊豆山神社を崇敬した。
当時、頼朝と政子が恋を語らったのがこの境内であり、当社で二人はむすばれ、伊豆山の神様の力により鎌倉に幕府を開き篤い崇敬を当社に寄せました。
伊豆山神社
(2016年1月19日)
こちらは、キョンキョン(小泉今日子さん)が奉納したという鳥居です。
ドッシリと構えているこの鳥居。どうしてキョンキョンが奉納したのか、思わずご本人に聞いてみたくなりました。
でもどうしてなのでしょう?
(2016年1月19日)
そして次は、伊豆山郷土資料館への案内看板です。 (2015年7月21日)
熱海市立伊豆山郷土資料館は伊豆山神社や伊豆山地区に伝わる郷土資料を展示しています。
(利用時間)9:00~16:00
(休業日) 水曜日※祝日の場合はその翌日・年末年始
(利用料金)大人150円/中・高校生100円/小学生以下無料/※団体20名以上割引あり
<平成29年11月時点>
(参考Webページ)伊豆山郷土資料館|熱海市観光協会 (http://www.ataminews.gr.jp/s/spot/273/) (2015年7月21日)
それではまず、旅の無事を願い。御本殿にて心を込めてお参りをしています。
(2015年7月21日)
ここからは、本宮社までの風景をお伝えしていきます。
上りはキツく、足元がヌカるんでいる箇所がところどころあります。
「もしも、本宮社まで登る際には、充分に気を付けて!下さい」
まずは、本宮社までの無事をお祈りし、お参りを済ませてから。
それでは、本宮社に向けて出発です。
(2015年7月21日)
全工程の片道55分と書いてある案内看板を眺めていたら、
「やっぱり、今日のところは止めとくか・・・」と。
思わず、自問自答していました。
そこで、意を決して「よし行こう!」と。
そこで、まずは自動販売機でポカリを2本購入しミニリュックに詰め、靴は、ウォーキングシューズに履き替え、濡れタオルを首に巻き、体勢を整えてから、いざ!山道に臨んだのでありました。
(2015年7月21日)
上り口の入口付近にあった注意書きにも「険しいところがあります。滑りやすいところもあります。注意して登って下さい」的なことが書いてあります。
(この時、思わず自分自身に気合を入れています)
(2015年7月21日)
注意!
白山神社への道は修験道の修験に道です。
険しいところがあります。
パンプス・サンダル・ヒールの高い靴では登らないでください。
特に雨上がりの道は滑りやすいのでご注意ください。
伊豆山神社社務所
(2015年7月21日)
歩きやすい格好を強くおススメします。
(2015年7月21日)
途中の道は傾斜がキツイ箇所が多く、確かに滑りやすい箇所があります。
「充分に注意して!一歩一歩確実に前に進んで下さい」
そうそう、帰りは下り道のためスピードがついてしまいます。
左下の道(?)のように、すごく滑りやすい箇所は、「本当に充分に注意!をして下さい」
一度滑ってしまうと、下まで転げ落ちてしまいそうなので!
(2015年7月21日)
ハァ・・・ハァ・・・と息を切らして登っていたら、案内看板発見です。
ここハイキングコースなの?・・・ハァ、ハァ、ふぅ~。
(2015年7月21日)
左上に写っているのが「白山神社」です。
この時点で、汗ビッショでハァ、ハァ状態です。
この日は、気温がヒジョ~に暑かったこともあって、この時には、すでにポカリをほぼ1本空にしていました。
(2015年7月21日)
そしてこちらが「白山神社」到着です。
息を整え、心を込めてお参りをしています。
(2015年7月21日)
「白山神社」は、病気や厄難削除の神様として厚く信仰されています。 (2015年7月21日)
そして、更に先に向かって、しばらく歩いていると。
「本宮社(ほんぐうしゃ)」、「結明神本社(むすぶみょうじんほんしゃ)」への誘導看板を発見です。
(2015年7月21日)
ハイキングコース?この険しい道が?ヘぇ~・・・おいおい、ウソでしょ。
と思わず一人ツッコミを入れていました。
それから、またしばらく歩いていると、
(2015年7月21日)
ようやく平坦な道に出て来ました。
こちらにはトイレも有りますよ。
整備された遊歩道で、ここからしばらくは歩きやすい道のりです。
木漏れ日の中を歩いて行く気分は、なんとも気持ち良い。
(2015年7月21日)
またまた、「本宮社」、「結明神本社」への誘導看板発見です。
ここのあたりは、比較的平らな道なので、これまでの、けもの道よりはスムーズに歩くこと出来ます。
(2015年7月21日)
こちらは、子恋の森公園案内図の風景です。
(参考Webページ)施設案内 子恋の森公園|熱海市公式ウェブサイト - 熱海市役所(http://www.city.atami.lg.jp/shisetsu/bunka/1002057/1002070.html)
(2015年7月21日)
古来より、ここは、ホトトギスの名所だと。
そういえば、ここまで歩くのに精一杯で、小鳥のさえずりが全然耳に入って来ませんでした・・・まさに日頃の運動不足の成果がここに出た。
「子恋の森の由来」より
この森を「古々比(ここひ)の森」「古々井(こごい)の森」または「子恋の森」といわれ、昔から歌にもよまれた伊豆三勝のひとつでした。
清少納言の枕草子に「杜はこごひ」とあり古来より名高く、ほととぎすの名所、この森を詠んだ歌は数多くあります。
NHKの大河ドラマ「草燃える」の原作者永井路子は小説「北條政子」に、この地での源頼朝と北條政子とのロマンスが描かれています。
(2015年7月21日)
この案内看板によると、本宮社までの道のり半分以上は歩いているようです。
(2015年7月21日)
上の現在地表示は、こちら「岩戸山ハイキングコース案内図」の一部を拡大しました。
(2015年7月21日)
そうしているうちに「結明神本社」に到着です。
まずは、心を込めてお参りをしています。
(2015年7月21日)
男女の縁結びを叶えてくれる神様「結明神本社」です。
(2015年7月21日)
今度は、本宮社への誘導看板です。
ここからはまた、登り傾斜がキツイので、一歩ずつゆっくり歩いて行きましょう。
(2015年7月21日)
そして、本宮社までの登り道の風景です。
スタート地点の注意書き看板にも書いてありましたが、まさに修行するのに、ふさわしい道のりです。
この時点で、またハァ、ハァ・・・言ってます。
(2015年7月21日)
もう少し登り坂が続きますよ。
「頑張りましょう~」
すると、
(2015年7月21日)
うわぁ~、鳥居が見えた。
ハァ、ハァ・・・あれが、ハァ、ハァ、本宮社の鳥居です。
(2015年7月21日)
ふう~・・・ようやく到着。
(2015年7月21日)
息を整えてから「本宮社」に心を込めてお参りをしています。
ふぅ~・・・疲れもあって、この時は、辺りを右、左、そして左、右と、「ぼぉ~っ」と眺めています。
(2015年7月21日)
(以下、現地説明板より)
本宮社
関八州総鎮護 伊豆山神社は、「伊豆山大権現」 とも「走湯山権現」とも呼ばれていました。
仁徳天皇の時代に松葉仙人が神鏡を崇め、社を造り日金山に祀り、後に社はこの地に移され祀られてまいりました。
さらに承知三年(八三六年)に今の伊豆山神社の社を建造し移ったので、残った二番目の社が現在の本宮社のいわれです。
(中略 後略)
(2015年7月21日)
こちらは、「本宮社」周りの風景です。
(2015年7月21日)
そうそう、アジサイが咲いていました。
ので、アジサイ越しの本宮社の風景を一枚。
(2015年7月21日)
昼を食べ、少し休息してから、昼12:00頃、本宮社に向けてスタートしました。
相当に早歩きで登ったこともあってか、本宮社で、しばらく休憩時間を取りましたが、スタート地点に戻って来て、時計を確認したら13:20でした。とにかく、汗ビッショになりました。
「もしも本宮社まで向かう場合は、ゆっくりボチボチと歩いていくことを強くおススメします」
持参した2本のポカリは、本宮社を少し下った辺りで、すべて空になっていたのは焦りましたが、無事、スタート地点まで戻ってくることができました。
登りは、急傾斜の箇所が多く、足元がヌカるんでいる場所があります。
一方、下りは、そのヌカるんでいる場所に、下りのスピードが重なって滑りやすく、危ない場面がありました。
ではもう一度。
「もしも、歩いて本宮社を目指す場合は、登りも下りも気を付けて歩いて下さい」。
そして、
「頼朝・政子の腰掛け石」での (源頼朝と北条政子)恋愛話の伝説残る「伊豆山神社」の御本殿にて再度お参りをしていました。
(2015年7月21日)
神社の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。