事任八幡宮【掛川市】


事任八幡宮(2015年8月19日)

観光名所
又は、
スポット名
事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)
地域 静岡県 西部地方
住所 静岡県掛川市八坂642
トイレ 有り(参拝者用境内トイレ)
駐車場 有り(参拝者用駐車場)
交通アクセス 遠江国一の宮 事任八幡宮|掛川観光協会
備考 神社の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動を心掛けましょう。
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・遠江国一宮といわれる格式高い「事任八幡宮」です。
・本宮のお社にて、願いごとが神様の御心にかないます様に「最初の石は、神様のため、二つめの石は、みんなのため、三つめの石は、自分のために」と心を込めて磨いてきました。

(参考Webページ)遠江國一の宮 事任八幡宮(http://www.geocities.jp/kotonomachihime/)

静岡県掛川市の位置図
Google map

静岡県掛川市八坂にて鎮座する「事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)」は、遠江国一宮(とおとうみのくにいちのみや)といわれます。
   
遠江国(とおとうみのくに)とは、昔の地方行政区分の名称で、現在の静岡県西部あたり。そして、一宮(いちのみや)は、その地域の中で社格が高いとされていた神社のことをいいます。

また、「遠江国一宮」は2社あり、そのもう一つは、静岡県森町に鎮座している「小國神社」です。

境内(※1)の御由緒には「願いことのままに叶(かな)う、ありがたき言霊(ことだま)の社(やしろ)として昔から崇敬(※2)されていた」とあります。
まさにパワースポットと呼ぶに相応(ふさわ)しい神社です。
(※1)境内(けいだい:神社やお寺などの敷地)
(※2)崇敬(すうけい:あがめうやまう)

境内には御神木の「大杉」や「大楠」そして「夫婦杉」が威厳高く、そびえ立っています。

こちらは、境内案内看板です。

↓コチラの矢印ルートを歩いています。
事任八幡宮の境内案内看板(歩いたルートを矢印で示しています)(2015年8月19日)

ご紹介ついでに、参拝者用トイレ(駐車場は、こちらの参拝者用トイレ隣りにもあります)風景もお伝えしておきます。
事任八幡宮のトイレ(便所)と駐車場(2015年8月19日)


続いてこちらは、御由緒。

学校の教科書で勉強た記憶のある坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)時代の 西暦807年に本宮山から現社地へ遷座(※1)したと云われます。
(※1)遷座(せんざ:神仏の座を他の場所に移すこと)

今から1,200年以上前という長い歴史。その重みを感じています。
事任八幡宮の御由緒板(2015年8月19日)

そして、境内の南側から入り、一番初めに立っている鳥居です。

さっそく、巨木のそびえ立っている光景が、目の前に飛び込んで来ました。

神社境内にある巨木というと「清らかな聖地に、そびえ立つ威厳あるもの」というイメージを持っています。
この感じ身が引き締まる思いです。
事任八幡宮の境内の南側から入り、一番初めに立っている鳥居(2015年8月19日)


続いて、本殿へと向かう正面階段の手前に立つ鳥居風景です。

鳥居をくぐる際に、毎回なぜか神聖な気持ちになっています。
(この気持ち、僕のDNAが、そうさせているのかもしれません)
事任八幡宮の御本殿へと向かう正面階段の手前に立つ鳥居(2015年8月19日)


そしてこちらが、御本殿の風景です。

まずは、お参りをしています。
事任八幡宮の御本殿(2015年8月19日)

御本殿の右側に目を向けると、御神木の「大杉」です。
(高さ約36.5m、根回り約11.2m)

デ、デカイ・・・。

ちなみに、スギの名の由来は「すぐ木(真っすぐな木)」ともいわれます。
事任八幡宮の御神木の「大杉」(2015年8月19日)


静寂の中で、威厳高くドッシリとそびえ立つ巨木、
事任八幡宮にて、威厳高くドッシリとそびえ立つ巨木(2015年8月19日)


上に向かって真っすぐに伸びています。
事任八幡宮にて、上に向かって真っすぐに伸びています(2015年8月19日)

そして、たくさんの絵馬(※1)が奉納されています。
(※1)絵馬(えま:絵が描かれた木の板・祈願する時などに寺社に奉納するもの)
事任八幡宮の絵馬掛け(奉納されている絵馬)(2015年8月19日)

こちらは、御本殿を正面に見て左側に鎮座(※1)する五社神社の風景です。
(※1)鎮座(ちんざ:神霊が一定の場所に鎮(しず)まっていること)

五柱(※2)の神様が祀(まつ)られています。
(※2)柱(はしらとは、神様の数え方)
事任八幡宮にて、鎮座している五社神社(2015年8月19日)


御祭神(ごさいじん)の五柱は、

○光の神様「天照大神(あまてらすおおみかみ)」
○知恵の神様「八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)」
○経営の神様「大国主命(おおくにぬしのみこと)」
○火の神「火乃迦具土神(ほのかぐつちのかみ)」
○徳川家康の神号(神としての称号)「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」。

参考として、事任八幡宮は、1608年に徳川家康が御本殿を造営しています。

徳川家康も事任八幡宮を信仰していたようです。
事任八幡宮にて、光の神様「天照大神(あまてらすおおみかみ)」知恵の神様「八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)」経営の神様「大国主命(おおくにぬしのみこと)」火の神「火乃迦具土神(ほのかぐつちのかみ)」徳川家康の神号(神としての称号)「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」(2015年8月19日)


御本殿へは、正面階段のほか、脇のほうにも階段があります。

こちらのほうが、いくらか傾斜が緩やですよ。
事任八幡宮の御本殿へは、正面階段のほか、脇のほうにも階段があります(2015年8月19日)

そして、境内にドッシリと立つ「事任八幡宮のクスノキ」です。事任八幡宮のクスノキ(2015年8月19日)


高さ約31m、根回り約19.3mの大きさを誇る「事任八幡宮のクスノキ」。

そして、成長がさかんで、長命な常緑高木のクスノキ。

説明板の一文「境内のクスノキは、見上げる人を温かく包み込むような、雄大で優しい姿をみることができます」の言葉通り、見上げたその姿は、どことなく安心感を感じた存在でした。
高さ約31m、根回り約19.3mの大きさを誇る「事任八幡宮のクスノキ」(2015年8月19日)


ちなみに、「クスノキ」近くまで行けるということなので、
事任八幡宮にて、鎮座している「クスノキ」近くまで行ける場所へ(2015年8月19日)


巨木のパワーを感じたくて、近付いてしばらく眺めています。

(お賽銭箱が斜めに映っていますが、実際は平らです)事任八幡宮にて、鎮座しているクスノキの様子(2015年8月19日)


見上げるその姿は、威厳高くそびえ立っています。

ちなみに、静岡県内では富士市と磐田市が、市の木として「クスノキ」をシンボルとしています。

そして、掛川市指定文化財になっている事任八幡宮のクスノキです。
事任八幡宮にて、(見上げるその姿が)威厳高くそびえ立っているクスノキ(2015年8月19日)

こちらは、先程の五社神社隣りに鎮座する「稲荷神社」の風景です。

余談ですが、お稲荷様、お稲荷さん、稲荷大明神(いなりだいみょうじん)とも云われる稲荷神は、穀物や農業の神様です。
また、お稲荷様は、商工業の神様としても信仰されています。
そして、稲荷神を祀る神社を稲荷神社と呼びます。
日本各地に鎮座している稲荷神社ですが、その総本宮が京都市伏見区にて鎮座する伏見稲荷大社です。

(参考Webページ)伏見稲荷大社(http://inari.jp/) 事任八幡宮にて、鎮座している稲荷神社(2015年8月19日)


御祭神は、稲荷神社の総本社「伏見稲荷大社」と同じ「宇迦乃御魂神(うかのみたまのかみ)」です。
事任八幡宮にて、鎮座している御祭神「宇迦乃御魂神(うかのみたまのかみ)」(2015年8月19日)


稲荷神は、五穀豊穣や商売繁盛の神様ともいわれます。
事任八幡宮にて、鎮座している稲荷神(2015年8月19日)

こちらは稲荷神社の隣りにて鎮座する「金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)」の風景です。
事任八幡宮にて、鎮座している金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)(2015年8月19日)


海上交通の守り神ともいわれる神様です。

御祭神は「大物主神(おおものぬしのかみ)」。
事任八幡宮にて、鎮座している御祭神「大物主神(おおものぬしのかみ)」(2015年8月19日)

そして次は、「本宮遥拝所(ほんぐうようはいじょ)」へと向かっています。
事任八幡宮の「本宮遥拝所(ほんぐうようはいじょ)」への道のり(2015年8月19日)


ちなみに、道路反対側には「本宮山」があります。
こちらは、その「本宮山」を拝む遥拝所(※1)のようです。
(※1)遥拝所(ようはいじょ:遠く離れた所から神仏などを拝むために設けられた場所のこと)

(本宮山のことは後述しています)
事任八幡宮の「本宮山」を拝む遥拝所(2015年8月19日)

そして、遥拝所の先にある「むすびの神」です。
事任八幡宮にて、鎮座しているむすびの神(2015年8月19日)


石を抱くようにカヤとアラガシの木が共に生えている「むすびの神」へ、心を込めてお参りをしています。
事任八幡宮にて、石を抱くようにカヤとアラガシの木が共に生えている「むすびの神」(2015年8月19日)

今度は、「本宮山」へと向かって歩き出しています。

まずはこちらの歩道橋を渡って道路の反対側へと向かいます。
そして「本宮山」への誘導看板を頼りに歩いています。
事任八幡宮にて、「本宮山」への誘導看板(歩道橋を渡って道路の反対側へと向かいます)(2015年8月19日)


しばらく歩くと、こちらが「本宮入口」です。
事任八幡宮にて、本宮入口の風景です(2015年8月19日)

「本宮入口 これより271段」の表示。
こちらの鳥居をくぐり「本宮」まで、感覚的にはあまり時間掛からずに辿り着きました。

但し、途中にはヌカるんでいる場所や急傾斜になっている箇所がありましたので、お気を付け下さい。
事任八幡宮にて、「本宮入口 これより271段」の表示から本宮への道のり(2015年8月19日)


事任本宮の鳥居が見えてきました。

でも、ハァ、ハァ・・・息が上がっています。
事任本宮の鳥居(2015年8月19日)

そして、事任八幡宮「本宮」に到着です。
事任八幡宮「本宮」(2015年8月19日)


呼吸を整えてからまずは、お参りをしています。
事任八幡宮にて、鎮座している言霊(ことだま)の杜(もり)(2015年8月19日)

ことのまちの「こと」は「事」でもあり「言」でもあります。
また「まち」は「麻知」でも「真知」でもあります。

事任八幡宮の主祭神である己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)は、真を知る神、言の葉で事を取り結ぶ働きをもたれる神様として、また、言の葉を通して世の人々に加護を賜う「ことよさし」の神として敬われています。

天と地と人を結ぶ、とても大切なお働きをなさる神様です。

(事任八幡宮Webページ|ことのまちひめのみことhttp://www.geocities.jp/kotonomachihime/gosaijin.htmより)

「言霊(ことだま)の杜(もり)へようこそ」
事任八幡宮の「言霊(ことだま)の杜(もり)へようこそ」(2015年8月19日)


5ページ目が、字が小さかったので、拡大しています。
事任八幡宮の「福」と「拭く」、「神」と「紙」をかけて「ふくのかみ」、社務所に「ふくのかみ」がありますが、「ご自分で持って来られた紙や布」でもよい(2015年8月19日)


「福」と「拭く」。「神」と「紙」をかけて「ふくのかみ」。
社務所に「ふくのかみ」がありますが「ご自分で持って来られた紙や布」でもよいそうですよ。
事任八幡宮のふくの紙(福の神)(2018年 3月12日)


まずは、お社まわりの白い石を3つ。

○最初の石は、神様のため。
○二つめの石は、みんなのため。
○三つめの石は、自分のために。

と磨きます。

そこで、心を込めて必死に石を磨いて来ました。
健康に、幸せに、仕事が楽しくなるように、楽しい人生になるように、お願いします、と。
お願い事を欲張りすぎたか・・・。
事任八幡宮にて、最初の石は、神様のため。二つめの石は、みんなのため。三つめの石は、自分のために。(2015年8月19日)


こちらは「本宮」の周辺にある小スペースの風景です。
ここまで登りばかりなので、息を整えるための、休憩スペース?かと。

それでは、戻ります。
事任八幡宮の「本宮」周辺にある小スペースの風景(2015年8月19日)


(場面は一気に進みます)

事任八幡宮まで戻って着ました。

そして「太鼓橋」を渡り、
事任八幡宮の太鼓橋(2015年8月19日)


今度はこちらから境内に入っています。
事任八幡宮の境内の様子(2015年8月19日)

手水舎と社務所の風景と、
事任八幡宮の手水舎と社務所(2015年8月19日)


お守りの数々を挟んで、
事任八幡宮のお守り(2018年 3月12日)

幹が根元でくっついている「夫婦杉」です。
事任八幡宮の夫婦杉(2015年8月19日)


ちなみに「杉」をシンボルツリーとしている県や市町村は多く、県内でも裾野市は「杉」を市の木としています。

また、スギの名の由来は、真直ぐの木「直木」からきているとも云われます。

ああ・・・また上ばかり眺めていて首が疲れた。
事任八幡宮の杉(2015年8月19日)


西暦807年に本宮山から現社地へ遷座されたと伝わる「事任八幡宮」。
枕草子の中にもその記述があるという古い歴史を持つ神社です。

神社の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。