大洞院、紅葉【森町】


大洞院の紅葉(2015年11月27日)

観光名所
又は、
スポット名
大洞院(だいとういん)の紅葉(こうよう)
地域 静岡県 西部地方
住所 静岡県周智郡森町橘249
例年時期 11月中旬下旬~12月上旬
入場料 無料
駐車場 有り(参拝者用駐車場)
交通アクセス 大洞院│ハローナビしずおか 静岡県観光情報
備考 紅葉名所ですが、寺院の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動を心掛けましょう。
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・映画やテレビドラマの中でも、その役が数多く演じられた(清水次郎長の子分)「森の石松」は、遠州森町で育ったと伝わり、この「森」というキーワードは、森町のことだとも云われています。
森町と縁ある「森の石松」ですが、大洞院門前にはそのお墓が建てられています。

大洞院紅葉まつり
2022年11月23日(水・祝)(予定)

(参考Webページ)森町紅葉情報2022【12月5日更新】|静岡県森町(https://www.town.morimachi.shizuoka.jp/gyosei/machinososhiki/sangyoka/shokokankogakari/1/4728.html)

静岡県森町の位置図
Google map

末寺(まつじ)3,400余の総本寺として構える曹洞宗屈指の名刹「大洞院(だいとういん)」は、例年11月中旬~12月上旬にかけて、紅や黄色の紅葉景色が境内を彩ります。

この日の紅葉色づき状況は、まばらでした。が、季節を感じるには、そして、冬の到来を身近に感じるには充分な紅葉景色でした。
また、(トップ画面の)木々の彩りを眺めた時に、風情を感じる瞬間がありました。

さすがは紅葉名所です。
この日の境内風景は、紅葉見物に訪れていた人たちの数がとても多く、そして、駐車場は、すでに満杯状態でした。


まずこちらは、ご本堂とその周りの風景です。

左上:ご本堂/右上:鎮守堂(ちんじゅどう)。
左下:手水舎。
大洞院の紅葉:御本堂、鎮守堂(ちんじゅどう)、手水舎の様子(2015年11月27日)


続いてこちらは、ご本堂へと向かう参道景色です。

見頃全開ではありませんでしたが、紅葉している色付き感が、こちらにも十分に伝わって来ました。

それではここから2つ。
境内の紅葉景色をお伝えします。
大洞院の紅葉:参道脇を彩る紅葉景色(2015年11月27日)


境内での木々の色付き感を感じて、そして、冬の到来を身近に感じながら紅葉の彩りを見つめています。
大洞院の紅葉:境内を彩る紅葉風景(2015年11月27日)


続いてこちらですが、鐘(かね)の前に映っているのは「清水次郎長」と「森の石松」御二方の絵です。

遠州森町で育ったと伝わる清水次郎長の子分「森の石松」。
この「森」というキーワードは、森町のことだとも云われています。
大洞院の紅葉:清水次郎長、森の石松の絵(記念撮影用の看板)と鐘樓堂(しょうろうどう)(2015年11月27日)


(場面が変わっています)

そして、遠州森の石松の墓(墓碑)がこちらです。
清水次郎長子分「森の石松」は、義理人情に厚い人だったといいます。
大洞院の森の石松墓碑(2015年11月27日)


「石松の墓」の変容より。
現在ある「石松墓石」は、1979年(昭和54年)に建立された三代目となっています。
大洞院の石松の墓の変容の現地案内看板(2015年11月27日)


「森の石松の墓」説明板より

 石松の墓は従前、御影井戸付近にありましたが、昭和十八年現在地に移転されました。
 昭和三十年頃より誰言うとなく、石松の墓の石を持っていると「商売繁盛」「勝負運強い」との風評が流れ、これがため墓参者によって墓が削られ始め、最近では墓に書かれた文字も無くなり丈も低くなり、これでは墓の意味が失われてしまうと有志相謀り再建を計画しましたところ、各地から多くの人たちの協賛、浄財が寄せられてここに再建されたものです。

昭和五十二年三月
森の石松墓碑再建期成会
大洞院の森の石松の墓説明板(2015年11月27日)


(またまた場所が変わっています)

曹洞宗「大洞院」は、遠江十二支「子歳(千手観音菩薩)」霊場になっています。

ちなみに、遠江十二支霊場とは、
○子歳(千手観音菩薩)=「大洞院」 森町 
○丑寅歳(虚空蔵菩薩)=「紅雲寺」 御前崎市
○卯歳(文殊菩薩)  =「蓮華寺」 森町
○辰巳歳(晋賢菩薩) =「応声教院」菊川市
○午歳(勢至菩薩)  =「可睡斎」 袋井市
○未申歳(大日如来) =「釣月院」 牧の原市
○酉歳(不動明王)  =「法泉寺」 掛川市
○戌亥歳(阿弥陀如来)=「極楽寺」 森町
大洞院での曹洞宗「大洞院」『遠江十二支「子歳(千手観音菩薩)」霊場』の説明板(2015年11月27日)


鎮守堂

 当山二祖、 恕仲天誾禅師(じょちゅてんぎんぜんじ)三河の小松原の観音堂に参籠中一夜老人現れ「御僧の願う勝縁の地は東方遠州飯田の郷なり」と告ぐ、後に 飯田に至り寺を建立す、これ現在の崇信寺なり。

 次いで大洞院を建立し、この霊験により馬頭観世音菩薩(ばとうかんぜおんぼさつ)を鎮守となす。
大洞院の鎮守堂の説明板(2015年11月27日)


こちらは、小僧さん像です。
大洞院の境内に立つ小僧さん像(2015年11月27日)


境内こちらの場所では、数人の人たちが紅葉景色を写真に収めていました。
僕もその間に入らせてもらい、サクッと携帯カメラにて1枚。

こちらの場所も、紅葉景色として印象に残る場面のひとつです。
この感じ。
紅葉感たっぷりの雰囲気を出していました。
大洞院の落葉と木々の色づき(紅葉景色)(2015年11月27日)


境内散策途中にて、もみじが赤く色づいていた様子や、黄色く色付いていたイチョウ景色を眺めているうちに、「ああ、もう冬の足音が聞こえてきた」としみじみ実感していました。

紅葉名所ですが、寺院の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。