御穂神社【静岡市】


御穂神社(2015年10月30日)

観光名所
又は、
スポット名
御穂神社(みほじんじゃ)
地域 静岡県 中部地方
住所 静岡県静岡市清水区三保1073
駐車場 有り(参拝者用駐車場)
(三保松原の駐車場から「神の道」を歩いて行くと、正面が神社です)
交通アクセス (600m以内)
三保松原入口 停留所(しずてつジャストライン
備考 神社の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動を心掛けましょう。
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・境内南側にある「神の道」。その先は、世界文化資産「富士山」構成資産の一つ「三保の松原」へと続いています。
・境内には、子供の守り神・何でも叶う叶え馬と云われる「神馬」が鎮座しています。

(参考Webページ)御穂神社(wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/

静岡県静岡市の位置図
Google map

国土開発の神。そして、海の神として崇(あが)められ、古くから崇敬(すうけい)されてきた「御穂神社(みほじんじゃ)」。舞い降りた天女の物語「羽衣伝説」ゆかりの社(やしろ)といわれている神社です。

本殿は入母屋造(※1)で、静岡市指定文化財となっています。
  
(※1)入母屋造(いりもやづくり)→(参考Webページ)入母屋造|Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/入母屋造)

境内(けいだい)には、
○子宝、安産、子育ての神様が祀られている「子安神社」
○人の営み(生活)を守る神々が祀られているお社(やしろ)
○叶(かな)え馬が祀られているお社(やしろ)
などの神様が鎮座(ちんざ)しています。
  
また、境内南側方向には、数百メートル続く「神の道」があり、その先は世界文化資産として登録された「富士山」構成資産の一つ「三保の松原」へと続いています。


左側は、駐車場。そして、右側は、鳥居をくぐった境内風景です。

いつもは、「三保の松原」駐車場に車を駐車して、(後ほどご紹介する)「神の道」を歩いて、こちら「御穂神社」へと訪れています。
御穂神社の駐車場(2015年10月30日)


訪れたこの日は、例大祭を2日後に控えた日でした。

三保大明神とも称され、国土開発の神、海の神として崇(あが)められています。

(現地御由緒板より)

御穂神社(三保大明神)

静岡市清水区三保一〇七三番地鎮座

主祭神 大己貴命(おおなむちのみこと)
    (大国主命(おおくにぬしのみこと)、三穂津彦命(みほつひこのみこと))

    三穂津姫命(みほつひこのみこと)

祭典  例祭  十一月一日 湯立の神事
    筒粥祭 二月十四日の夜より同十五日

由緒略記

 創建の時は不明であるが、三保の中心に鎮座し、三保大明神とも称せられ、駿河国の国魂の神、国土開発の神、海の神と崇められ、古くから朝野(ちょうや)の崇敬をあつめた。

 景行天皇十年(諸神祭式)光仁天皇宝亀年間(類聚国史)等に奉献の事が見え延喜式内社である。

 中世以降、武士の崇敬篤く、殊に徳川幕府は慶長年間に壮大な社殿群を造営寄進した寛文八年落雷のため焼失し現在の社殿は仮宮であるが信仰は三保の氏神様、清水の総氏神様として親しまれ三保清水の文化発祥の地であると共に、祭神、お伊勢様「大国様」の祭神のご神徳により、お祭や正月など全国から多くの崇敬者が参拝するご神木「羽衣の松」の名社である。

 本殿は、静岡市の指定有形文化財です。
御穂神社の現地御由緒板(2015年10月30日)


こちらは、北側にある鳥居風景です。
御穂神社の境内北側付近にある鳥居(2015年10月30日)


まずは、拝殿にてお参りをしています。
御穂神社の拝殿(2015年10月30日)


こちらは、境内にある舞殿。

11月1日に行われる例祭の祭事では、舞殿において「羽衣の舞」と称される巫女舞が奉納されます。

(参考Webページ)御穂神社大祭|ふじのくに文化資源データベース(http://www.fujinokunibunkashigen.net/resouce/main.php?search=area&mode=detail&article=1012)

御穂神社の舞殿(2015年10月30日)

続いて、「子安神社」です。

こちらの神様は、子宝、安産、子育ての神様として信仰されています。

そういえば訪れたこの日は、先ほど歩いた北側鳥居の横にて、七五三の登り旗が数本立っていました。
御穂神社にて、鎮座する子安神社への誘導看板(2015年10月30日)


(現地説明板より)

子安神社

御祭神 須佐之男命(すさのおのみこと)
    稲田姫命(いなだひめのみこと)

御穂神社ご祭神である大国主命の父母にあたる神々であり古来より子宝・安産・子育ての神として信仰される。

また、昔から安産の祈願やお礼参りとして、底を抜いた柄杓を奉納する風習があり、水がつかえず軽く抜ける如くに楽なお産が出来ますようにとの願いが託されている。
御穂神社にて、鎮座する子安神社と現地説明板(2015年10月30日)


「水がつかえず軽く抜けるが如く楽なお産が出来ますように」との願いを託し。底を抜いた柄杓(ひしゃく)を奉納する風習があります。

そしてこちらが、奉納されている底を抜いた柄杓です。
御穂神社にて、奉納されている底を抜いた柄杓(安産祈願)(2015年10月30日)

そして、人の社会を守る神々へ。
御穂神社にて、鎮座する人の社会を守る神々への誘導看板(2015年10月30日)


○神明社(しんめいしゃ):
天照大神(あまてらすおおみかみ)を御祭神とし、伊勢神宮を総本社とする神社。

○八幡神社(やはたのかみ、はちまんしん):
応神天皇(おうじんてんのう)を御祭神とし、源氏の氏神。

○八雲神社(やくもじんじゃ):
須佐之男命(すさのおのみこと)を御祭神とし大国主命(おおくにぬしのみこと)の父神。
御穂神社にて、鎮座する神明社(しんめいしゃ):天照大神(あまてらすおおみかみ)を御祭神とし、伊勢神宮を総本社とする神社。八幡神社(やはたのかみ、はちまんしん):応神天皇(おうじんてんのう)を御祭神とし、源氏の氏神。八雲神社(やくもじんじゃ):須佐之男命(すさのおのみこと)を御祭神とし大国主命(おおくにぬしのみこと)の父神。(2015年10月30日)

続いては、人の営み(生活)を守る神々へ。
御穂神社にて、鎮座する人の営み(生活)を守る神々への誘導看板(2015年10月30日)


祭られているのは、
「産霊神社」
「胡夫大夫神社(えびすさん)」
「呉服之神社」
「稲荷神社」
「磯前神社」です。
御穂神社にて、鎮座する「産霊神社」「胡夫大夫神社(えびすさん)」「呉服之神社」「稲荷神社」「磯前神社」(2015年10月30日)

そして、子供の守り神・何でも叶(かな)う叶(かな)え馬へ。
御穂神社にて、鎮座する子供の守り神・何でも叶(かな)う叶(かな)え馬への誘導看板(2015年10月30日)


西暦1773年(安永2年)に起きた駿府の大火により、静岡浅間神社の二頭の神馬(しんめ)が、こちら御穂神社へと逃れてきました。
  ↓
一頭は浅間神社へともどりますが、一頭は残ったと伝わる由緒ある「神馬(しんめ)」は、古くから信仰の対象とされ、また、親しまれてきたと云います。

北原白秋作詞「チャッキリ節」の中でも「賎や賎機浅間さまの白いお馬よ。三保へお馬よ。なぜ逃げた」と唄われています。

(参考Webページ)ちゃっきり節│Wikipedia( ja.wikipedia.org/wiki/ちゃっきり節) 御穂神社にて、鎮座する神馬。西暦1773年(安永2年)、駿府の大火により、静岡浅間神社の二頭の神馬(しんめ)が、こちら御穂神社へと逃れてきました。 そして、一頭は残り一頭は戻ったと伝わる由緒ある「神馬(しんめ)」は、古くから信仰の対象とされ、また、親しまれてきたと云います。 北原白秋作詞の「チャッキリ節」の中でも「賎や賎機浅間さまの白いお馬よ、三保へお馬よ、なぜ逃げた」と唄われています。(2015年10月30日)

こちらは、手水舎(※1)と社務所。そして、絵馬の風景です。
(※1)手水舎(ちょうずや、ちょうずしゃ:参拝者が手を洗い、口をすすいで身を清めるための場所)
御穂神社の手水舎と社務所、そして、絵馬掛け(2015年10月30日)


こちらは、拝殿の南側方向にある鳥居です。

三保松原の表示看板がありますが、神の道を通って三保海岸へと続いています。
御穂神社の拝殿の南側方向にある鳥居(2015年10月30日)

そしてこちらが「神の道」です。

神の道は右側通行でお願いします(現地看板より)。
御穂神社から三保の松原へと向かう神の道(2015年10月30日)


(世界文化遺産「富士山」を構成する25ある資産の一つとして登録されている)「三保の松原」から「神の道」を北側に進んだ方向に「御穂神社(みほじんじゃ)」は鎮座(ちんざ)しています。


(「三保の松原」へと向かう神の道の現地案内看板です)
御穂神社から「三保の松原」へと向かう神の道の現地案内図(2015年11月6日)


神社の境内地という神聖な場所でもあります。
節度ある行動をお願いします。