三保海岸からの富士山【静岡市】


富士山ビュー:三保の松原と富士山(2014年12月22日)

富士山ビュー:三保の松原と富士山:三保の松原から望んだ富士山ビュー(2015年11月6日)

観光名所
又は、
スポット名
三保の松原と富士山
地域 静岡県 中部地方
住所 静岡県静岡市清水区三保付近
入場料 無料
トイレ 有り
駐車場 有り
交通アクセス 白浜町バス停留所から徒歩にて約1.5km( しずてつジャストライン
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・世界文化遺産「富士山」構成資産の一つとしてユネスコに登録されています。
・県内を代表する「富士山ビュースポット」のひとつです。
・「三保の松原」から「神の道」を通った先は、「神馬」が鎮座する「御穂神社」へと続いています。

静岡県静岡市の位置図
Google map

静岡県静岡市清水区に所在する「三保の松原」は、世界文化遺産「富士山」を構成する資産の一つとして登録されています。

「三保の松原」には、天女が三保松原の美しい景色に見とれ舞い降りるところから物語が始まる「羽衣(はごろも)の伝説」が残っています。

(参考Webページ)羽衣伝説|Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/羽衣伝説)


まず、下の風景は、富士山全体が見えない三保海岸です。

この時は30分程待ちましたが・・・富士山が顔を出してくれませんでした。
朝方スッキリと晴れていたので大丈夫かなと。
そこで、午後イチに訪れたのですが、どっぷりと雲に隠れていました。

「富士山が顔を出しているかどうかは時の運です」

雲で隠れている富士山風景 ☆part1☆
三保の松原の曇り景色(2014年11月30日)


雲で隠れている富士山風景 ☆part2☆
三保の松原での富士山見えない様子(2014年11月30日)


そして、富士山が顔を出している風景です。

富士山ビューを望んだこちらの場所は、羽衣の松からだいぶ西に向かって歩いたところ(砂浜)です。
砂浜を踏み締め歩いてきたことで、2倍疲れています。

この日の波は穏やかで、そして、好天にも恵まれたことで、気持ち良い富士山風景を眺めています。
富士山ビュー:三保の松原と富士山:三保の松原と雄大な富士山(2014年12月22日)


続いては場面が戻ります。

トイレとその周辺の様子です。

三保の松原は、平日でも観光客の人たちが訪れている県内代表格の観光スポットです。
三保の松原と富士山:三保の松原のトイレ(2015年11月6日)


駐車場からこちらの階段を歩き、富士山を望む三保海岸へと向かいます。
そして、砂浜までは数分で到着する道のりです。

こちらの階段南側(反対側)には、「神の道」があります。
三保の松原へと向かう階段(2015年11月6日)


こちらが、「神の道」です。
(ちなみに、南側に背を向けて北方向を向いて「神の道」を眺めた様子です)

そして、「神の道」を北方向へと歩いて行った先には、「御穂神社(みほじんじゃ)」が鎮座しています。

よろしければ、こちらをご覧下さい(御穂神社の風景ページへ移動します)
三保の松原付近の神の道(2014年11月30日)


ここからは、「三保の松原」風景などをお伝えしていきます。

まずは、「羽衣の松」から。
日本各地に伝承地が残る「羽衣伝説」、「三保の松原」もその伝説の地になっています。

また、「羽衣の松」は、「御穂神社」の御神体とされていて、御穂神社の御祭神である三穂津彦命(みほつひこのみこと)・三穂津姫命(みほつひめのみこと)の2柱(※1)の神様が降臨する際の、依り代(※2)となり、「神の道」を通って「御穂神社」へと通じます。
(※1)柱(柱(はしら)とは、神様の数え方)
(※2)依り代(よりしろ:神霊が寄りつくもの)


「羽衣の松」風景 ☆part1☆
三保の松原の羽衣の松(2015年11月6日)


「羽衣の松」風景 ☆part2☆
三保の松原の羽衣の松(空方向の様子)(2015年11月6日)


松くい虫被害により「羽衣の松」を含む多くの松林が徐々に枯死する松枯れが進行しているようです。

(参考Webページ)松くい虫防除事業|静岡市(http://www.city.shizuoka.jp/000_004399.html)
三保の松原の羽衣の松看板(2015年11月6日)


国指定名勝 三保松原 「羽衣の松」です。
三保の松原の羽衣の松石碑(2015年11月6日)


三保の松原のシンボル「羽衣の松」は、初代から数えて現在が3代目になります。

「ちなみに、初代「羽衣の松」は1707年(宝永4年)宝永大噴火の際、海に沈んでしまったと伝えられ」
     ↓
「二代目「羽衣の松」の樹齢が、約650年と云われ、立ち枯れが進んでいたので」
     ↓
「近くにある別の松を三代目「羽衣の松」として世代交代されました」
三保の松原の羽衣の松説明板(2015年11月6日)


(以下、現地説明板より)

名勝
三保松原

 霊峰富士の眺望、絶景をもって天下に識られているここ三保の松原は遠く万葉歌人に詠歌され、また、日本の伝統芸術である能「羽衣」によって多くの人々に親しまれている名勝地である。

 大正五年五月には、日本新三景のひとつに選ばれ記念碑が建っている。

 四時緑たたえ、東遊の駿河舞を偲ばす。

 また、欧州各地で「羽衣」を演じ、まだ見ぬ三保の松原にあこがれながら若くして逝ったフランスの舞姫ジュグラリスの碑などが観光客に美しい夢を抱かせる。

国指定名勝
大正十一年三月八日指定
静岡市教育委員会
三保の松原の名勝説明板(2015年11月6日)


(以下、現地説明板より)

 むかし天女が三保の松原の美しい景色に見とれて降りたとき衣を掛けておいたのがこの「羽衣の松」だと伝えられている。

わが国の文学として名高い謡曲「羽衣」はこの松にちなむ、もっとも美しい物語りである。
三保の松原の羽衣伝説説明板(2015年11月6日)


こちらは、羽衣の松近くにて鎮座している御穂神社の離宮「羽車神社」です。
三保の松原に鎮座する羽車神社(2015年11月6日)


それから「三保の松原」は、「新日本三景」そして「日本三大松原」の一つにも数えられる県内代表的な観光名所のひとつです。

【新日本三景】

・静岡県静岡市清水区の三保の松原
・北海道亀田郡七飯町にある大沼(おおぬま)
・大分県中津市にある耶馬渓(やばけい)

【日本三大松原】

・静岡県静岡市清水区の三保の松原
・佐賀県唐津市にある虹の松原(にじのまつばら)
・福井県敦賀市にある気比松原(けひのまつばら)


何回か訪れているうちに、雲のない富士山風景を眺めることが出来ました。
(県内観光名所「三保の松原」。富士山が眺められるかどうかは、時の運です)

「どうか富士山が顔を出しています様に」富士山ビュー:三保の松原と富士山(2014年12月22日)


今回は、三保の松原と富士山ビューをお伝えしました。