三四郎島【西伊豆町】


三四郎島のトンボロ現象(2017年 5月 8日)

観光名所
又は、
スポット名
三四郎島(さんしろうじま)
地域 静岡県 伊豆地方
住所 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科地先
入園料 無料
トイレ 有り
駐車場 有り
※記載情報が古い場合がございます。予めご了承ください。

一口メモ
・トンボロ現象によって象島まで、砂州(さす)を歩いて渡れますが、コケにコケない様に気を付けて下さい。

(参考Webページ) 西伊豆町観光協会(三四郎島の紹介)https://www.nishiizu-kankou.com/sightseeing/sanshirou.html

静岡県西伊豆町の位置図
Google map

「象島(伝兵衛島)」+「中ノ島」+「沖ノ瀬島」+「高島」(4島)。

又は(「中ノ島」と「沖ノ瀬島」は潮が引くとつながるので、1つに数えて)、

「象島(伝兵衛島)」+「中ノ島」+「高島」(3島)。

を総じて「三四郎島(さんしろうじま)」と呼んでいます。

また、三四郎島と呼ばれているのは、見る角度によって島が、3つにも、4つにも見えることからだとも云われます。

沖合い200m程のところにある三四郎島は干潮(※1)時、トンボロ現象(※2)によって、象島(4島のうち、伊豆半島に一番近い手前の島)まで歩いて渡ることができる瀬が現れます。
(※1)干潮(かんちょう:潮が引いて,海水面が低く下がりきった状態、そして、潮の干満の差が大きい状態のこと大潮(おおしお)といいます)
(※2)トンボロ現象(普段は海によって隔てられている陸地と島が干潮時に、陸と沖合の島を結ぶ砂州が現れる現象)

(参考Webページ)干潮位 潮見表|西伊豆・堂ヶ島「洞くつめぐり遊覧船」(http://www.izudougasima-yuransen.com/dogashima/tide.html)

こちらには、源頼朝の家臣「三四郎」と瀬尾行信の娘「小雪」との悲しい伝説が残ります。

それは昔のこと。
「三四郎」という若武者が、平家の追っ手を逃れ、中ノ島に隠れ住んでいました。
     ↓
するとある時、源氏再興の為に、源頼朝が瀬尾行信のもとに急使を走らせます。
     ↓
そこで、「三四郎」に恋心を抱いている「小雪(行信の娘)」は、出陣の書状を抱きしめて、荒波の中「三四郎」のもとに急ぎました。
     ↓
しかし、波が激しく、「小雪」はついに波間にその姿を没してしまったと云います。

う~ん・・・悲しい。
せ、せめて干潮まで待つことは・・・できなかったのか。

(そんな悲恋物語の伝説残る「三四郎島」ですが)
歩いて渡る時に、大きな石がゴロゴロしていて海草などが付着している場面があります。
     ↓
そのため滑りやすく、恋人達は自然と手をつなぎ合って歩くといったことから、ふじのくにエンゼルパワースポット(※1)に選ばれています。
(※1)静岡県が、県民から広く募集した「恋愛・結婚・子宝」にまつわる噂のスポット。昔から伝わる地域の言い伝えから若者の間で噂になっている都市伝説まで幅広く登録しています(静岡県Webページ引用)。


まずは、象島から高島までの位置関係をお伝えします。
三四郎島:象島から高島までの位置関係(「象島(伝兵衛島)」+「中ノ島」+「沖ノ瀬島」+「高島」)三四郎島のトンボロ現象(2017年 5月 8日)


こちらは、現地説明看板からの抜粋です。

干潮時に、砂州が現れるトンボロ現象によって、象島まで歩いて渡ることができます。

ゴロゴロした石の数々。そして、時にはコケの数々がありますので、滑らないようにお気をつけ下さい。
三四郎島:堂ヶ島のトンボロ現象(満潮と干潮時)の現地案内板(2017年 5月 8日)


ちなみに、このようなところを歩いて行きます。

石がグラグラしていたり、コケがあったりするので歩きやすいスニーカーなどがおススメです。
三四郎島のトンボロ現象でのゴツゴツした石の数々(コケあり)(2017年 5月 8日)


磯のかおりを感じながら、この日は時たま吹き付ける強風を肌に感じながら歩いています。

ちなみに、「トンボロ現象」というのは、日本国内でも数箇所程という珍しい自然現象のようです。

(参考Webページ)トンボロ現象|Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/トンボロ現象) 三四郎島トンボロ現象(2017年 5月 8日)


こちらは、振り返って出発した方向を眺めています。

トンボロ現象となるのは、干潮時刻の前後1時間程度といわれます。

また、下記Webページに注意事項の記載がありましたので、お伝えしておきます。

(参考Webページ)三四郎島トンボロ現象 平成30年潮位表など -西伊豆町観光協会(http://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/kakuka/kankou/kankou/tombolo.html) 三四郎島:干潮時(トンボロ現象)(2017年 5月 8日)


こちらは、象島付近の様子です。

波の音を感じながら・・・うわ!強い浜風を感じながら、黙りこくっていました。
三四郎島のトンボロ現象での象島付近の様子(2017年 5月 8日)


ここからは、駐車場~海岸までの様子をお伝えしていきます。

こちらの堂ヶ島瀬浜海岸無料駐車場に、クルマを駐車して海岸へと向かいました。

駐車台数は数台分といったところです。
三四郎島:堂ヶ島瀬浜海岸無料駐車場(2017年 5月 8日)


それでは、瀬浜海岸に向かって歩き出します。
(下記の誘導看板に記載ある沢田公園についてはコチラのページにてお伝えしています)
三四郎島:瀬浜海岸(三四郎島のトンボロ現象)0.2kmの表示板(2017年 5月 8日)


矢印のどちらを行っても目的地に到着します。
駐車場から三四郎島への道のりの様子(2017年 5月 8日)


こちらは、そのまま直進し、ぐるっとカーブを曲がって向かいます。
駐車場から三四郎島への道のりの様子の続き(2017年 5月 8日)


こちらは、階段を下りて目的地に向かう様子です。
駐車場から三四郎島への道のりの様子(階段を下りて行く場合)(2017年 5月 8日)


どちらを歩いても、こちらの道に合流し、そして、トイレのある駐車場へと続いています。

以前のことですが、連休中に、クルマにてこちらの駐車場へと向かったのですが、道幅が狭い(クルマ1台分の横幅)ということもあって、混雑時は、にっちもさっちも、どうにもこうにも行かない状態でした。ので・・・、思わず引き返して再度、出直したことがありました。
(道幅が狭いので運転ご注意下さい)
三四郎島のトンボロ付近のトイレ(便所)と海岸近くの駐車場(2017年 5月 8日)


(以下、案内看板より)

潮の干潮によって海がわれるのをトンボロ現象と言い、県の天然記念物に指定されている。

折りなす白波と、三四郎島の景色は、日本でも貴重な財産である。

島の周囲は天草や魚貝類の宝庫で海女の口笛も響く夕日に映える島のシルエットは特に美しく、お雪と伊豆の三四郎との悲恋の伝説が今でも語りつがれている。
三四郎島:瀬浜海岸と三四郎の説明(由来)看板(2017年 5月 8日)


ここから2つ。干潮時と干潮時以外の様子をお伝えします。

<干潮以外の時>
三四郎島(干潮時以外)(2017年11月21日)


<干潮時>(三四郎島のトンボロ現象)三四郎島(干潮時)トンボロ現象(2017年 5月 8日)


「三四郎島」のトンボロ現象は、珍しい自然現象として西伊豆町を代表する観光スポットのひとつになっています。

また、1983年(昭和58年)に県の天然記念物に指定されました。