雁堤、彼岸花【富士市】
観光名所 又は、 スポット名 |
雁堤(かりがねづつみ)の彼岸花 |
地域 | 静岡県 東部地方 |
住所 | 静岡県富士市松岡1866(富士川の東側) |
例年時期 |
9月中旬下旬~10月上旬 (数年前のことですが、その時は、たしか9月中旬には咲いていた記憶があります) |
入場料 | 無料 |
トイレ | 有り |
駐車場 | 無し |
交通アクセス | 柚木駅(身延線)より徒歩にて約800m |
一口メモ
・富士市定番のウォーキング&ジョギングスポットです。
Google map
今回ご紹介する雁堤(かりがねづつみ)は、V字に近い形をしています。
この形と、群れを伴(ともな)って飛ぶ雁(かり)の姿が似ている様子から「雁堤(かりがねづつみ)」と名付けられました。
雁堤は、堤防上などが通路(散策道)になっていることで、散歩&ジョギングコースの富士市定番スポットとして親しまれています。
訪れたこの日は一番見たかった東側堤防沿いのヒガンバナが、ほとんど咲いていませんでした。
そこで、ウォーキング(ジョギング)コース脇にて、ところどころ咲いていた彼岸花風景をお伝えしています。
またこの時期は、コース沿いのコスモスが花咲く季節とも重なります。
ただし、こちら雁堤には正式な駐車場がありません。
そこがマイナスポイントです。
(ちなみに「かりがね祭り」開催時は例年、臨時駐車場が用意されています)
↓こちらは、現地の案内看板です。
上を北にしている為、 字が逆さになっています。
(もちろん現地の看板は、逆さになっておりません)
そして、すぐ側(そば)には富士川が流れています。
(2015年9月22日)
こちらは、ジョギングコースの案内看板です。
1周2km以上あります。
なかなか真似出来ませんが、このコースを何週も走っている人をよく見かけます。
(2015年9月22日)
まずは、彼岸花(ヒガンバナ)風景からお伝えします。
こちらは、訪れたこの日に、ジョギング(ウォーキング)コース脇にて咲いていた彼岸花です。
(2015年9月22日)
そして、ウォーキングコース沿いに咲くコスモスの数々です。
コース沿い数百メートル続く距離に、このような感じで花びらを広げていました。
(2015年9月22日)
コースは、平坦なところばかりなので歩きやすい道のりです。
この日は風を感じながら、時にはコスモスや彼岸花を身近に感じて、軽快に歩き進めています。
(2015年9月22日)
こちらも散歩(ジョギング)コースの風景です。
市街地から離れたのどかな環境です。
ゆったりとスローペースで散策を楽しむ人や、時には息を切らせてジョギングしている人など、意外にも人の姿がある憩いの場所「雁堤」です。
(2015年9月22日)
続いてこちらは、広場の風景です。
ブランコに滑り台もあります。
(2015年9月22日)
ご紹介ついでに、こちらはコース途中にある距離表示です。
これまで注意して眺めていなかったのですが、距離を示す看板がこんなにもありました。
(2015年9月22日)
こちらは、途中のトイレ風景です。
この日は、朝早く訪れた為、まだトイレの開始時間ではありませんでした。
夏の暑い時期などは、 日差しが強くない朝早い時間帯もウォーキングするので、その時間帯にトイレが使用できるとありがたいと感じています。
(2015年9月22日)
そして、コース途中にある護所神社の風景です。
富士川が氾濫しない様に守り神として先人の霊が祭られています。
昔の富士川は水量が多く、暴れ川と呼ばれ氾濫を繰り返していました。
また富士川堤防は、幾度となく決壊を繰り返してきた歴史があります。
こちらの説明看板を読み、何ともいえない気持ちになっていました。
(下記は現地説明板より)
「古郡孫太夫重政公父子の偉業雁堤の築造は、繰り返す富士川の洪水で、しばしば欠潰流失の惨害を蒙るため、衆人は人柱の説ををとり千人目の旅人を生きながら護岸の人柱とすることにきめた。
千人目に当った旅僧はこれを快諾し、従容として人柱と化した。
以来三百余年の今日まで遂に堤防の欠潰を見ず、住民はその徳を慕い「護所神社」としてその霊を祭っている。」
(2015年9月22日)
それでは、護所神社に行ってみます。
少し下に下りて行く道です。
(2015年9月22日)
すぐに鳥居が見えて来ます。
(2015年9月22日)
まずは、お社(やしろ)にてお参りをしています。
(2015年9月22日)
あれ!?ネコだ。
この日は、雁堤を訪れたのが、朝早い時間帯でした。
こちらのネコも相当に、眠たそうです。
(2015年9月22日)
そして、そびえ立っていた巨木。
(2015年9月22日)
パワーをもらいたいと思い しばらく上を眺めています。
ああ・・・首が疲れた。
(2015年9月22日)
こちらは、 護所神社近くにあった石碑の数々の風景です。
(2015年9月22日)
こちらは2017年9月26日に雁堤へと訪れた際の様子です。
彼岸花景色としては、物足りない咲き具合でした。
(2017年9月26日)
訪れたこの日は、堤防斜面の彼岸花が終わりかけの頃でした。
(2017年9月26日)
例年10月の第1土曜日には、多くの人たちで賑わいを見せる「かりがね祭り」が行われています。
かりがね祭りは、メインの「投げ松明(たいまつ)」に、多くのギャラリーが集まる富士市恒例イベントのひとつです。
また、「雁堤(かりがねづつみ)」は、富士川の左岸側(東側)に位置しています。
ちなみに、
○富士川(ふじかわ:静岡県及び山梨県と長野県を流れる)
○最上川(もがみがわ:山形県)
○球磨川(くまがわ:熊本県)
は、日本三大急流と呼ばれています。
そして、雁堤はこの時期、地元富士市のヒガンバナ彩る場所として親しまれています。
(2015年9月22日)
かつての富士川は、暴れ川といわれ、洪水や氾濫を繰り返してきた歴史があります。
そうした富士川の洪水被害から水田を守るために、 江戸時代に築造された堤防が「雁堤」です。